お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2020-01-01から1年間の記事一覧

もうじきお盆。 多くの人々は故郷の墓参りなどの恒例行事に勤しむ。しかし今年は少し様子が違うようです。 蔓延疫病のため、またそれに伴う子供さんたちの夏休みの日程などから、帰省する人口が少ないようです。 村々の墓地では 「今年はうちは来てくれない…

武道などでは型というようなものがあります。 また、華道や茶道でも一定の型があろうかと思います。 建物を建てる基礎にも型枠なるものがあります。 何事も型を基本にしないと、ズレが出てしまうものなのかも知れませんね。 人の生き方はどうなんでしょうか…

年に一度

一年は基本365日ですが、毎年恒例の行事などを私たちは「年に一度」と表現して、特別な意味を持たせますね。 時の経過は留まることがありませんから、間違いなく「時」という概念からは年に一度がやってまいります。 でも少し考えてみませんか? 今日は7月28…

愛する人の「声」

「行ってきます」「行ってらっしゃい」 「ただいま」「おかえり」 ご自宅や住まいに、自分以外の人がいると、存在していそうな会話ですね。 一般的にはごく普通のことなのかもしれません。 ですがこの会話、ものすごく価値のあるものだと思います。 言った方…

見方は自分が決めている

群盲評象 群盲象を評する これは目の不自由な人に、それぞれ象の一部を触らせて、象とはいかなるものかを示すインドのお話です。 足を、鼻を、耳を、尻尾を、それぞれ感触が違いますね。 「目が見えないんだから仕方ないよ」そうですね。 でもこれ、みんな同…

水たまり

今年はなかなか梅雨明けにならず、所によってはまたも大雨かと心配されております。 雨が降りますとできるのが、水たまり。 普段全く意識せずにおりますが、水たまりができるにはやはり条件があります。 周囲より少し窪んでいる。ということ。 当たり前のこ…

「今」とは

最近ブログの更新が全くできておらず、劣等生になりきっていたのですが、ふとアクセスを覗いてみると、先週の木曜日に160ものアクセスがありました。 何故かわかりませんが、あったんです。 そこでみてくださる方があるのですから、少し意識して書いていこう…

花を求めて

仏教では因果の法則を説きます。 説くといっても、歴然としてあることを知らせるしかないのですけどね。 因果の法則とは 「蒔いた種が生える。蒔かぬ種は生えぬ」たったこれだけのことです。自然界において至極当たり前のことであります。 また、すべては「…

グループホームへ入所

先日ある女性の信徒さんがグループホームへ入所され、今日は面会に行ってきました。 その方にはお子様がなく、ご主人がこの春、他界され、お一人暮らしとなられました。 すこーし物忘れがある程度、まあ年並みといった感じと周りも思っていましたが、やはり…

やっぱり顔を見ると安心

今日は夕方和木町の信者さんのお宅でお約束があり、ついでと言ってはなんなんですが、早めに出て何件か信者さんのお宅を訪問させて頂きました。 コロナで中々お会いできない環境下でありましたが、やはり顔を見ると安心です。 長話をするわけではありません…

永遠不滅は存在しない

諸行無常 この言葉は聞いたことがあると思います。 全ては移り変わる、とでも申しましょうか。 皆さん子供の頃ってありましたでしょう。 いきなり大人になった人はありません。 それが諸行無常の表れです。 全てが、常に変化しながら時を経ています。 世の中…

父の五年忌日

父がこの世の修行を終えてから、早5年が経過しました。早いものです。 昨夜は父の好きであったであろう供物を供え、家族で御勤めをさせていただきました。(北海道の人ですから、ビールはサッポロ黒ラベルにしました) いずれ私も「偲ばれる側」に至るわけで…

アドバンス・ケア・プランニング

「人生会議」という言葉をご存知でしょうか。 もしもの時に備えて、医療やケアのあり方についてお医者様と家族と相談、共有しておく取り組みで、厚生労働省が推進する、アドバンス・ケア・プランニングの愛称です。 皆さんはご自身の体に自由が効かなくなる…

憶えておきましょう。

幸せナビ モバイル金剛寺では毎日「今日のことのは」を配信して下さいます。 今朝の配信は「生まれるも、死ぬも自分ひとり」 本当に絶対の事実です。 「死」に対して人は忌避しがちですが、どうしても必ずおとずれることであります。 そのことをちゃんと知っ…

真心捧げる原爆忌に

コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、少しずつ社会活動が戻りつつありますが、まだまだ余談は許しません。 さて私を取り巻く様々な行事も、影響を受けております。 サイパン島での慰霊法要、隠岐島知夫村での法要、北海道稚内での最北端行事、これ…

まさに「老婆心」ですか

近年、焼骨した後の残骨灰に含有される貴金属を売却し、自治体の収益として活用することがよく聞かれますが、私の住む自治体においても、検討していた案件でありました。 今日の地元紙に、その方向がまとまったとの記事が掲載されておりました。 アンケート…

誰のためですか?

コロナ禍から色んなことが炙り出されます。 受け入れ医療機関の方や御家族への誹謗中傷。 地域差別。そしてこの度は軽症者受け入れホテルについての、近隣住民による反対。 それに伴う、県の取り組みに対する批判。 全く恥ずかしい。 私は滅多に他の誹謗はし…

砂場にカッターの刃

横浜市の公園の砂場にカッターの刃が落ちていた、いや埋め込まれていた。 全国の皆さんが報道を見聞きし、驚きやため息を吐かれたかと思います。 今朝知人から、停めてあったスクーターから、スタータースイッチがはずされていた、という話を聞いた。コロナ…

國の滅亡にまた一歩

コロナウィルスによって私達の生活は一変しておりますが、ウィルスのように急速ではありませんが、間違いなく國の滅亡に歩みが進んでおります。 昨年もこの時期にブログを書いておりますが、今年も総務省のまとめにより、39年、子供の数が減少している報道が…

500人は500箱

新型コロナウィルスによる死者が、500人を超えたそうです。 この病気で亡くなると、最後のお別れも出来ず、納体袋に密封され、棺桶の蓋に目張りされ、通常の時間外に火葬場に運ばれて荼毘にふされます。 500人のご遺体がそういった形で火葬されたということ…

「固路菜」取り

公道と駐車場との間、つまりアスファルトと縁石の目地から生えている、根深く強い草取りをしました。 心中十四文字のご真言を唱え、草を「固路菜」と名付け、「願わくば、この草とともにウィルスを除去したまえ」と祈りつつ一本一本取りました。 国民一人一…

さくらんぼ

お寺の駐車場のフェンス沿いに、樹脂製のバケツに植えられたさくらの木、今まで実ったことないのですが、今年はさくらんぼがなっています。 コロナで気が滅入りそうな時、仏様からのプレゼントかな。

あまりにも悲しい

先程、大阪から帰りました。 車ですが、大阪から帰りました。大阪からです。 帰って地元紙に目を通しますと、 「クラスター中傷相次ぐ」との見出し。 市内でもクラスターが発生して、県下の罹患数は一気に三桁になりました。 そのクラスター発生の施設や職員…

一般の人に出来ること 布製マスク

コロナウィルスの影響が深刻化しています。 特に医療機関にも大きなしわ寄せが迫っているようです。 神奈川県の医師会長さんの訴えを読む機会に恵まれました。本当に逼迫した状況です。 一カ月前くらいからでしたか、大阪の本山では女子修道生がマスクづくり…

明るい未来を信じて

日本の皆さん、耐えましょう。 先ずは肉体が蝕まれぬよう、用心に用心を重ねて。 そして心が蝕まれぬよう、落ち着いて落ち着いて。 仏教は因果を説きます。因果とはものの成り立ち、法則です。言いかえれば「蒔く種によって、花や実りは異なる」ということで…

桜花爛漫

卯月の青空に桜花爛漫 コロナウィルスに苛まれる私たちと違って 自然界の営みはいつも通りの装い 時の流れは皆平等に与えられる 春から夏 夏から秋 秋から冬 そして春 その時々に旬の装いを自然は振る舞っている 人はその装いに季節を感じ、時の流れを感じ、…

三密を避ける?

コロナウィルスの拡大が止まらない。 三つの密を避けることが言われています。 密閉空間、密集場所、密接場面。 これらを避けるようにとのことです。 さて実は仏教にも三つの密「三密」があります。 身口意。 身は体の行い。口は言葉の行い。意は心の行い。 …

得体の知れないものですから

コロナウィルス蔓延で国も世界もてんやわんやですが、危うい状況に入っておりますね。 昨日も総理が官邸で記者会見されました。 緊急事態の発動の是非、タイミング、様々な思いが人の数だけあります。全く問題ないですが、どうでしょう、国会を見ております…

ウロウロしない!

フランスからの現状です。 まさにあなたが努力しなければ、知らないうちに他の人を助ける機会を減らしてしまうことになります。 一人一人の努力の積み重ねが、今は急務なんです。 それを理解して下さい。

正当に評価

今朝の地元紙の「広場」に私の信頼するお方の投稿がありました。 特別法が制定されるも、国は発動しない。 しかし、この国の多くの人々は良識に基づき、様々な努力をしています。 一部、それに反したような行為をする人もいることは事実ですが、ほぼ多くの日…