お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プロフェッショナル おくりびと

昨今、葬送儀礼の簡略化が進み、それによる悪影響を危惧する者の一人でありますが、昨夜NHKテレビのプロフェッショナルでは、ある一人の納棺師の仕事をドキュメントしていました。 彼は木村さんという30歳の若者でした。若者とはいうものの、命のあり方につ…

サイパンでの慰霊、恙なく。

今年もサイパンでの慰霊法要を無事終えて、帰国させていただきました。 サイパンはチャイナ、コリアの人だらけでした。 日本からのダイレクトフライトが無い現在、日本人客が少ないのは至極当然のことであります。 しかし、サイパンは絶対に日本人が忘れては…

サイパン戦没者の慰霊

昨年同時期にアップしたブログをすこし手を加えてアップいたします。 念法眞教では先の大戦で尊い命を、私たちのために捧げてくださったご英霊をはじめ、数多の戦没者の御霊に、毎年慰霊の法要をさせていただいておりますが、国内では原爆投下があった広島、…

御朱印の転売に思う

令和の幕開けにより、全国の社寺に御朱印を求める人が列をなしたそうです。 あれから二週間、それらがネット上で転売されているとのことです。 第1の感情として、「わかってないね」 第2の感情として、「社寺の怠慢」の2つを感じました。 民間の方が、ブー…

時間といのち

人はいつも過ちを繰り返すいきものだと思います。 しかし、それを過ちと気づいた時から、二度としないようにしようと、思いをめぐらすことができるのも人だと思います。 過ちとはその行為により、他者に迷惑をかけたり、損害を与えたりすることではないでし…

如是我聞

仏教や宗教では「因果」を説きます。 「因果」を説かずして人倫を語る事は、器無しにして食を享くが如くであると思います。 因果とはすごく簡単な事です。 この秋にはカボチャが食べたいな。 じゃ、カボチャの種を蒔こう。 花が咲いたから受粉をしてやろう。…

遺骨の扱い方が…

先日大阪の信者さんのご葬儀に出向させていただきました。 75歳を一期とされ、愛するご家族に囲まれて生涯を終えられたそうです。 その方は建築のお仕事を自営でなさっておられました。近年いわゆる認知症を患い、奥様はじめご家族も一時ご苦労様されたそう…

國が無くなる。

超大型の連休も終わり、今日から仕事が始まる方も多いと思います。 今回の連休は、先の天皇陛下のご譲位と、それに伴う新帝陛下の御即位を中心とした連休でありました。様々な過ごし方があったかと思いますが、身辺に大事なく過ごせた方は、まずは感謝の思い…

原爆殉難の御霊へ名水を捧げませんか。

昨日、第33回広島原爆殉難者慰霊法要の諸役任命書を交付させていただきました。 毎年7月、広島平和公園の原爆供養塔前で慰霊法要をつとめ、今年で33回目を数えます。 8月6日に近づくにつれて、各団体による慰霊行事がつとめられると思いますが、教団では現在…

平成の終わりを迎えて

私は現在52歳、顧みれば今日までの人生のうち、5分の3が平成であったということであります。 生まれは昭和ですが、幼少期もありますので、いわゆる一般的にいう「自立」の期間はほぼ平成の時代を通らせていただいたことになります。 昨日でしたかテレビで、…