忘れてはいけない日
大東亜戦争終結76年の今日、総本山金剛寺祈願本堂において、各戦役戦没者慰霊法要が、燈主猊下をお導師に厳修されました。
例年は全国ご詠歌大会が開催され、戦没者の御霊に、全国から奉詠者が集い、金剛院こ詠歌を奉じ、団体、個人それぞれ審査員が厳正なる審査をし、詠道の研鑽をはかる一日でありますが、昨年に続き今年も、コロナ禍から、大会は中止され、全国支院主管者総出仕のもと、慰霊法要が営まれました。
法要後、導師をお務めて頂いた桶屋燈主猊下は、各地での災害に言及され、罹災者に対し見舞われました。
そして、この雨も、コロナも私たちに何を問いかけてくださる縁なのか、と言ったお話をされ、まずは先人に対する感謝。
そしてその恩に報いるためには、次の世代に善き国をバトンタッチできるような生き方をこそしなければならない旨、お言葉を述べられました。
正午前にはモニターが設置され、武道館の追悼式にあわせ黙祷を捧げ、天皇陛下の玉辞に心をお寄せさせていただき、行事を結びました。
先の大戦はこの国の古からの文化を変えることになりました。
敗戦後、占領軍により思想統制が施され、日本の魂を骨抜きにするための憲法が押し付けられ、その土俵の上で、多くの国民は神武天皇から連なる精神を剥奪されてしまいました。
いま、私たちは何を思わねばならないのか。
何を大切に考え、行動せねばならないのか。
一人一人が目を閉じて、黙念しなくてはならないのでは無いでしょうか。
九段にお鎮まりの御祭神に顔向けできる私たちでありたいと強く思い、8月15日を遂げます。