お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

真心捧げる原爆忌に

コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、少しずつ社会活動が戻りつつありますが、まだまだ余談は許しません。

さて私を取り巻く様々な行事も、影響を受けております。

サイパン島での慰霊法要、隠岐島知夫村での法要、北海道稚内での最北端行事、これらはそれぞれの事情から取りやめとなっております。

また、長崎、広島の原爆慰霊法要も現在開催予定ではありますが、極めて小規模での開催を予定しております。

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広島市は8月6日の平和記念式典を例年の10分の1程度の規模で開催することを発表しました。

当日は事前から入場規制をかけて、いわゆる3密を避けて、感染症予防に努めるとのことです。

妥当でありましょう。

民度高き日本人ですから、大丈夫とは思いますが、例年この日は県外から来て、大声を張り上げて、「安倍下ろし」を訴える人が集まります。

静かに慰霊の時間を持ちたい私たちの思いを踏みにじるように。

 

さあ、とくと見ましょう。

8月6日には日本人は何をすべき日であるかを、わかっている人とわかっていない人とを。

 

現地に行かなくとも、テレビの前で心静かに黙祷を捧げることです。多勢が押しかけて、関係者に負担をかけるような人を、御霊は決して喜ばれません。

 

今から、七十五年目の慰霊を一人一人、確立してほしいと思います。

殉難の御霊も今を生きる私たちに、幸せであれかしと、願っておられますから。