お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

見方は自分が決めている

群盲評象  群盲象を評する

これは目の不自由な人に、それぞれ象の一部を触らせて、象とはいかなるものかを示すインドのお話です。

足を、鼻を、耳を、尻尾を、それぞれ感触が違いますね。

「目が見えないんだから仕方ないよ」そうですね。

でもこれ、みんな同じなんです。

みんな、そう私達みんな同じなんです。

 

人は自分の経験値でしかものを判断することができません。

 

暑い夏、涼をとると心地よくないですか。

でも寒い冬、かき氷は好まれないですね。

 

自分が好むか好まないか、ここから正邪、是非などの判断がスタートします。

戦国時代の武将、一般には勝った方が優位に評価されますが、負けた方も捨てたもんじゃありませんよ。

要は見方は自分が決めているということです。

だから自分の見方と違う見方をする人がいても、それを否定することはありません。

その人にはその人なりの見方があるのですから。

 

目に見える世界は見る人の心の世界です。

 

さあ、どう見えてますかな?