お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

もうじきお盆。

多くの人々は故郷の墓参りなどの恒例行事に勤しむ。しかし今年は少し様子が違うようです。

 

蔓延疫病のため、またそれに伴う子供さんたちの夏休みの日程などから、帰省する人口が少ないようです。

村々の墓地では

「今年はうちは来てくれないようだ。まあ仕方ないな」とか「それでもここにいるものは参ってくれるから、まだうちは幸せだな」なんて会話があるのかもしれません。(目に見えない方々の会話)

 

日本の良き伝統文化として、盆の墓参りは一役かっておりますね。

でもよく考えてみますと、「千の風になって」そう、お墓には誰もおりませんね。おられるであろうと信じて、お参りをしますね。

ここが大切な部分です。

実は私たちはお墓参りを通じて、亡くなった方の魂に向き合う時間をもらっているのであります。

 

今年帰省できずに、墓参が出来ない方々、どうぞご自宅で目に見えない魂に向き合って、お盆をお過ごし下さい。

仏壇が無い?全く関係ありません。

ここにおじいちゃんが、おばあちゃんがいるものとして、向き合うことが大事です。

 

いずれ自分も魂になることを、こういう時に自覚してもらいたいと思います。