お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

めぐみという言葉からは、豊かさやおおらかさ、そしてありがたさを感じますね。 私たちは毎日この恵みの中に生活しております。 恵みならざるものは何一つない、と言っても良いかもしれません。 今朝の朝ごはんは何でしたか? ご飯と目玉焼き、それに豆腐と…

夏の暑い日、おかげさまで私は汗をかきます。 汗をかいた額を、ごく普通にハンカチなどでぬぐい、水滴を無くします。 肌着も汗でびっしょりになることもあります。そんな時は風邪をひいてはいけませんから、肌着を交換します。 お風呂やシャワーの後、体につ…

陰ということばからは、きっと暗いイメージを持つ方が多いかもしれませんね。 確かに陰とはいわゆる日の当たらない場所と言った感じがありますよね。 ですが、何か嬉しいことがあった時、また誰かのお世話になった時 「おかげさまで」使いませんか? おかげ…

毎年、夏の気温のアベレージは上昇傾向にあります。外へ出ますと太陽の下では、ジリジリとした暑さを感じます。 昔、日射病ということはよく言われましたが、熱中症という言葉は、それほどポピュラーではなかったと思います。 一方、木陰に入り風を感じると…

物事には方向性が必要でありましょう。 人はその方向に向かって、自分が可否を下し、そちらへと働きかけをする。 「困っている人を見たら、手を貸してあげる」よく聞いてきた言葉ではないでしょうか。 困っている人。 自分の目に入った人が、困っている。い…

「鈴」スズと読みます。 夏の暑いとき、リリリーン、リンリンと風鈴の音が聞こえると、心地よさを感じるのは、日本人野特性らしいです。 外国での鈴の文化はよく知りませんが、日本では少なからず神様や仏様とのかかわりを持っているように感じます。 神社に…

梅雨明けから厳しい暑さが続いております。 疫病対策もさることながら、熱中症対策にも意識を傾けなくてはなりません。 高齢の方、特に熱中症になりやすいようです。 一つの要因に皮膚感覚が若い頃とは変わり、暑さ、寒さ野感じ方が鈍化していることもあるそ…

「私の生涯をあなたに捧げます。」 こんな言葉言ったことある人手をあげて! 中々自分はもちろんのこと、時代劇でも少なくなった言葉かなと思います。 手へんに奉る、何か偉い方とか自分が尊崇する対象に何かを差し上げるようなイメージでしょうか。 そもそ…

この道に入り、以前、人に聞かせるほどではありませんが、篳篥(ひちりき)という雅楽で使われる楽器を少し嗜ませていただきました。 平調、盤渉、壱越などの調子があり、譜面に書かれたカナを歌い、メロディーを覚えて奏楽するものですが、この篳篥はいわゆ…

着るものや、身に飾るものでは出し得ないもの、それが「品」 「あの人は品のある人だ」 「品格が違う」 ぜひ言われてみたい言葉ではないですか。 さてこの品ですが元を正せば仏教に関わる言葉であります。 私たちは生まれ変わり死に変わりします。 死んだ後…

もうじきお盆。 多くの人々は故郷の墓参りなどの恒例行事に勤しむ。しかし今年は少し様子が違うようです。 蔓延疫病のため、またそれに伴う子供さんたちの夏休みの日程などから、帰省する人口が少ないようです。 村々の墓地では 「今年はうちは来てくれない…