お坊さんが語る終活

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叔父の命 2

先日、叔父、小川秀市命の軍歴を投稿させて頂いたところ、親愛なる白石浩之同志が、さらに足跡を調べてくださいました。

アジア歴史資料センターというところから紐解いて下さいました。

叔父の最期と思われる足跡が読み取れます。

第91師団工兵隊第一中隊は、昭和20年8月12日、オンネコタン島から占守島柏原へ向けて移動の際、武装漁船9隻沈没。約300名が海没したとの記載であるようです。

この日、別の記載によりますと米国は北千島にて艦砲射撃を行なっているようです。
おそらく叔父の部隊はこの砲撃により海没したのではないかと察しております。

しかしこの度の軍歴から、昭和18年7月のキスカ島からの無血撤退のおり、その中に叔父もいたことがわかりました。

何も知らずに昨今まで過ごして来ましたが、こうして見ると、先の大戦と私自身、やはり繋がっていることがわかります。
おそらく全ての日本人が、私と同じ繋がりを持っていると思います。
改めて小川秀市命の8月12日がわかったこと、とても有り難く思います。

白石さんのご高配に、深い感謝を申し上げます。

白石さん、本当にありがとうございました。

そして叔父と共に昼夜を問わず、私たちを守るため島を護らんとして、みづく屍となられた戦友の皆様、ありがとうございました。

皆さんの志しを無にせぬよう、頑張りますから。

合掌