お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2019-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

平成にはじまり、令和に仕舞う今年、おかげさまで大病に患うことなく百八の鐘の音を聞く時が参ります。 何事なく済ませてもらえることほど、ありがたいことはありません。 人の命には、すでに決まった期限があります。 ただ私たちはそれを知らされていないだ…

おぬしも悪よのう。

IR誘致で、また政治家の手が後ろにまわった。 全く学習していない。 人には二つの「ヨク」が必要。 欲望と抑制。この二つがバランスよく働くと、人は幸せになれます。 でもバランスが崩れると、幸せが崩壊します。 政治を志す方は、私利私欲を捨てなくてはな…

国が無くなる危機

出生数最少 86万4000人。 大変な報道がありましたね。いや想定内でしょうか?耳に慣れましたかね。 大変なことです。国が無くなる危機です。 一般の人にはあまり身近な話題に感じないのでしょうか?私は大変な問題だと思います。 「終活のお坊さんがなんで、…

もっと学んでおくべき。

NHKのクロ現で「突然相続」と言う新たな日本語を使っての番組が放送されています。 知らなければならない法律です。 少子化からこの案件は多発しています。 終活の勉強をしておくと、こんなこと当たり前にわかることです。 相続は生きている人には必ず関わら…

誕生日

大石内蔵助率いる四十七士が、主君の仇を討つため元禄15年討ち入った「忠臣蔵」 本日12月14日はその日であるとともに、拙僧の誕生日でもあります。 53年前、腹掻っ捌いて産んでくれた母に感謝をいたす日であるとともに、今日までお世話になった人とその御縁…

日本再建の約束

第15回旅からすの歌 ご神勅奉答参拝並びに奉告法要が伊勢念法寺を中心におこなわれました。 伊勢念法寺を出発し、一行は外宮へ。 一宮教務総長以下、専従布教師らが御垣内参拝。 次に内宮正宮にて同じく御垣内参拝をすませ、その後猿田彦神社へ参拝。宇治土…

音楽というくすり

とても久しぶりの投稿になりました。 昨日、うちのお寺の熟女達の集まり「すみれ会」の主催で、音楽療法士の久保敬子先生をお招きして、レクが行われました。 終わってから、私も参加したらよかったと、思いましたが、皆さんとてもとても喜んで感想を述べて…

大阪総本山は一体何種類の樹木があるのだろう。 修行中、造営工事に伴い何百もの植木を移植しましたが、種類まではわかりません。 昨日の朝、境内を歩くとなんと美しい情景。 思わずカメラを。 季節を感じることは、人生を味わうのにとても役に立ちますね。 …

御代がわりという学び

平成から令和へと元号が改められ、天皇陛下は先日一世一回の大嘗祭も無事におつとめになられました。 第126代という代々。 2680年という時間。 御代がわりが連綿と続けられてきました。 この度、天皇陛下は上皇陛下から何を引き継がれたのか。 それは、国の…

家族で考える終活

広島念法寺創立45年祭に併せて開催された記念講演会、小谷みどり先生をお招きして、約300名の方が聴講されました。 講師の結論は、生きることは迷惑な掛け合い。 だからこそ、頼める関係性を保持しなければならない。 冒頭面白い問いかけをされました。 ポッ…

いのり、ねがい。

第五回 全国仏教者による戦没殉難者慰霊法要が、千鳥ヶ淵墓苑ならびに靖國神社で催行されました。 世界連邦日本仏教徒協議会、関西宗教懇話会の共催で、終戦70年の時から始めて、今回5回を数えました。 今年は融通念仏宗様の次第で、総本山大念仏寺 第六十七…

御皇室の弥栄を

昨日、新帝陛下の御即位を寿ぐ国民祭典が、皇居前広場で開催され、嵐の奉祝歌にも感動を致しました。 今日は祝賀御列の儀が執り行われ、約12万人が沿道を埋め尽くしたそうです。 日本人に生まれてよかった、と多くの人が感じられた機会であったろうと思いま…

花壇

昨日、今日とお寺の前の花壇の花の植え替えをしてくださいました。 いつもご夫婦で仲良くご奉仕くださる信者さんです。 苗もいきのよいものを置いてるお店を厳選して、その方がお花の費用も出してくださる。 菩薩の行いで、布施の行がありますが、まさに花に…

昨日の二大事

昨日の朝、6時すぎの新幹線の車内で 「首里城全焼」のニュースを目にし、慌ててスマホのネットニュースを見ると、本当の話でありました。つい先週、沖縄へ行って、私は別行程でしたが、信徒さんの行程で首里城へ行かれたばかり、全く信じられないことに驚き…

沖縄戦殉難者慰霊法要を終えて

今年も唯一本土決戦の地、沖縄での慰霊法要を無事に終えさせて頂きました。 沖縄には年間、1000万人近くの観光客が訪れるそうです。各地に立ち並ぶホテルも、それはそれは立派で、リゾートそのものであります。 束の間の心の栄養をもらいに、南国を訪れる方…

お世話になった方を見送る

昨日の即位礼正殿の儀の喜びを頭の先から足の先まで感じ、その翌日すでに大阪へと向かっておりました。 24日からの沖縄戦没者慰霊法要執行のための大阪入りであります。 出発を明日に控えて、今夜はお世話になった方の通夜式の執行。 30年ほど前から、細々と…

即位礼正殿の儀

本日、今上陛下にあらせられては、内外に皇位継承を宣明する、即位礼正殿の儀をおつとめになられました。 お清めの雨をいただき、すべてのチリを抑え、神々は時をおつくりになられたと思います。 先日の台風により罹災された方々は目下、苦難の毎日をお通り…

いじめ

昨日の朝刊に、「いじめ最多54万件」との記事が掲載されていた。あくまで認知件数であり、水面下の存在を考えると、全体の増減によるものか、発覚の増減によるものかはわからないだろうと思う。 ただ増減の如何に関わらず、常にいじめている子供があり、また…

講師にご挨拶

来月17日に執行する、広島念法寺創立45年祭。 その講演会の講師をお願いした、シニア生活文化研究所の小谷みどり先生にご挨拶のため、上京し、アジュール竹芝でお目通りいただきました。 この日先生は互助会新入社員研修の講師として、午前中講演をされ、そ…

余市へ

余市念法寺40周年の行事のため、初秋の北海道を訪問しました。 5日の余市は寒さを感じる風が吹いていました。 ご好意でマッサンでおなじみ、ニッカ余市工場へお連れくださり、ウイスキーの醸成に触れさせていただきました。 一時期とは違うものの、観光客の…

塩むすび

今日から3日間、大阪の本山出勤。 6:39発の新幹線に乗せてもらって向かいます。 大抵前夜に、翌朝持参する車内食を支度するのですが、昨夜は準備できかね、そのまま休んでしまいました。 朝、目覚ましの音を聞きながら、「本山に行くんだ」と認識させお世…

丸山節唸る!

今年度2回目の仏教文化講演会、午前は緑井会場、午後は東区会場でそれぞれ開催し、沢山の方の笑顔のお手伝いをすることができました。 午前の部では82名の方が集まって下さり、幸せな生き方について、実践方法を学びました。 午後は感謝力のパワーを感じても…

原点に近い葬儀

彼岸の中日を前に、大阪の信徒さんのご葬儀を勤めさせていただきました。 行年68歳、現代ではまだまだの年齢ではありますが、約束だけに致し方ありません。 昨今、葬儀会館での葬儀がもっぱらな中、久しぶりに自治会館での執行でありました。 葬儀社への依頼…

彼岸入り

明日は彼岸入り。 彼の岸とはどんな岸なのでしょうか。 此の岸に対しての彼の岸。 私たちが理想とする生活、それが彼の岸。 ではいかにして彼の岸へ向かうべきや。 それは簡単なこと、善き種を蒔くこと。 彼の岸へ向かうことのできる種を蒔くこと。 彼岸花は…

関東下向

15日から17日、栃木県鹿沼市にある鹿沼念法寺の行事のため、関東下向致しました。 往路、日本一の山は袂で前を隠しておられました。 東京駅から東北新幹線で宇都宮駅へ、そこでお迎えをいただき、鹿沼へ向かいました。 16日は楽しい行事を勤めさせていただき…

安心して高齢者になる道とは。

明日の敬老の日を前に、厚生労働省は100歳以上人口の発表をした。 71,238人。49年連続増加とのこと。 日本は本当に長寿社会となりました。めでたしめでたし。と行きたいのですが。 一方で社会保障の観点からは大変な状況になっているわけです。 皆さん日本の…

倫理法人会という土俵

今朝、広島市倫理法人会のモーニングセミナーで、講師としての勤めを果たさせていただきました。 皆さんが求められるお話ができたか否か、それは御参加の皆さんが判断する事でありますが、久しぶりに大きな緊張感を味あわせていただきました。 終わった後、…

後生を願う

寺には老弱男女問わずご参拝に来られます。 信仰の目的は後生を願う事かと思います。 今をいかに生きるか、であります。 ひとりの幼稚園児は本山から送られた新聞「念法時報」をさばいてくれました。 自分の行いが、どこかで誰かの役に立つ事、これが後生を…

寺とは

地元紙の月曜日には、「洗心」という宗教関係の紙面がある。 その筋の人ですから、一応目を通しますが、今朝は 「寺修復CF広がる」とありました。 檀家制度が存続の危機を迎えている一般寺院において、お寺の修復をクラウドファンディングで賄う、というもの…

人生レシピ

NHKのeテレで、人生レシピなる番組があり、私の登録する終活カウンセラー協会の武藤頼胡理事長が出演しておられました。 終活とは生き支度。 本当にそう思います。先をきちんと見据えることで始めて、あしもとの確認ができるのであります。 番組では秋野さん…