お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

未知なる苦痛か既知なる苦痛か

コロナに明けてコロナに暮れる

そんな一年でありましたが、ここへ来て変異したウィルスが入ってきたそうです。

あややこしいことはその通りだと思います。

 

先日こんな話を聞きました。

病院に行く人が減っているのだそうです。

 

その理由は、病院に行くと近所の人からコロナじゃないか?と思われるかも知れないから。だそうです。

 

体調が悪くなった時には何らかの手当てをするのが普通の行為です。

それは自身のためであると同時に、身近な人たちへの配慮という側面もあります。

 

私達の体は自分のものではありません。寿命の間だけお預かりしているものです。何のために?

それは周りの人に喜びを感じてもらうためであります。ならば目的に敵う使い方をせねばなりません。

体調が悪くある時は自分のため、周りの人のために

手当てをすべきであります。

 

コロナウィルスが次なる病をもたらしております。

「助け合う」という自己免疫力を破壊する病です。

いたわり、優しさ、励ましなどが、この免疫力を高めます。

差別、蔑み、誹謗は未知なる苦痛を生みます。

どうか皆さん、考え違いをされませんように。