私たちを育ててくれたお寺へ
今日は和歌山県橋本市高野口町にある、高野口念法寺の信徒大会に講師として出向致しました。
高野山の麓の小さな町、その昔は「ガチャマン」ガチャンと言えば万のお金が入る、と言われるほど織物業で栄えた町です。
このお寺の歴史は昭和29年、開祖様が初めて九度山町に親教されたのが始まりですから、古いものがあります。
そしてこのお寺は、私が初めて地方に赴任した寺であり、また私たち家族が最初に暮らしたお寺であります。
15年の時が流れました。
懐かしい顔も沢山みられ、小さい子供が立派な青年になり、そしてまた、極楽へと帰られた方も少なくありませんでした。
皆さん、本当に笑顔で出迎えて下さいました。
田舎ながらの素朴さというか、ホワッとした雰囲気が寺内に満ち溢れておりました。
90分お話をさせていただきました。
「今日一日」というお話です。
どうか、この今日一日の持つ意味を深く理解して頂き、後悔少ない人生を送って貰いたいと思います。
お話の終わりに、いま広島で活動している、御霊の尊厳を守る動きのことも伝えさせてもらい、協力のお願いもさせていただきました。
今日会った方とは、二度と会えないかもしれないことを言い聞かせ、第二の故郷を後にしました。