お坊さんが語る終活

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第31回 広島原爆殉難者慰霊法要

23日、広島平和公園の原爆供養塔前で、第31回広島原爆殉難者慰霊法要が執り行われました。

 

昨日は一昨日の夜に降った雨のおかげか、本川からの涼風が心地良く通る中、天候にも恵まれ御霊に対し何に一度の供養を捧げさせていただくことが出来ました。

 

この慰霊法要では、まずは全国の信徒の皆さんから送られた30ケ泉の名水を御供えさせていただきます。

その後、各代表、ご来賓の献花をいただき、続いて読経回向が、手向けられます。

読経の途中、名水を供養塚へお運びし、ゆっくりと塚へ注がせていただきます。

原爆で水を求められた数多のみたまの、喉の渇きが癒えますことを祈りながら、注がせていただきました。

写真は今朝の産経新聞朝刊、広島版の記事です。

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法要のあと、広島市長様の挨拶文を岡村副市長様が代読下さり、広島戦災供養会の畑口会長様、少林寺拳法広島基町道院長 凛の会代表の木村隆司様からのご懇篤なご挨拶をいただきました。

私が嬉しかったことは、この法要にお坊さんが語る終活講座の受講生の方々が、複数ご参拝くださっておられたことです。

中には名水を御供えするお役をしてくださった方もおられ、ご縁の深まりをありがたく感謝させていただきました。

 

これから8月6日.原爆投下の日に向けて、また15日の終戦の日に向けて、様々な慰霊、追悼行事が行われると思います。

ただ、戦争反対を声高に叫ぶのではなく、まずは自分の家庭から争いの種を無くし、地域全体が安心して暮らせる社会を築くために、一人一人が、いま何をすべきか?ということを真剣に考える機会にしなければならないと思います。

 

当時の方々と想いを近しくして、自分自身を見つめていこうではありませんか。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌