出逢いの尊さ、いかばかりか。
私は北海道の空の玄関、千歳市で産声をあげ、18歳までその地の氏神様に守っていただきました。
当時人口6万人ほどの小さな自治体でありました。
中学の時、歌うことが大好きでクラブ活動は合唱部に所属、3年生が引退してのちは部長を勤めておりました。
当時の顧問は木村七郎という、当独身の決して見映え良いとは言えない先生でした。
「あれから40年」どこかで聞いたフレーズですが、今ばやりのフェイスブックというSNSで再開し、一昨年の秋にはリアルに再開を果たしました。
師は校長職を最後に現役を引退しておられました。
この度広島の8月6日を静かなものに取り戻すための署名協力をお願いしたところ、私と同窓の方が広島に住まいしていることを思い出され、わざわざ私に情報提供をして下さいました。
師には足を向けて寝られません。
ふと、生まれてこの方五十数年、いったい何人の方との出会いがあったのかな?と思いました。
今、感染症からリアルなコミュニケーションが困難な状況ではありますが、やはり私たちは人と人の出会いによって、生かされていることを改めて実感した次第です。
物質文明がどれほど発達しようとも、最後はやはり「人」であります。
明日からもまた出逢いの中で生かされて生きていくことでありましょう。
出逢いとはまこと、尊いものであります。