お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

戦前の考え方、今こそ。

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悲しい事件がまた起きてしまいました。

広島市老老介護の末に、御主人が奥様を絞殺してしまったということです。

 

超高齢社会の真っ只中にあるこの国、公共のサービスを国が精一杯支援して、なんとかバランスを取ろうとしていますが、すでに破綻しております。

これをたちまち改善することは困難でしょう。しかし、立ち止まってきちんと考えなければなりません。

 

戦前の日本は、地域のコミュニティを軸にした生活が存在しておりました。

戦後、GHQの統制下それは解体されてしまいましたが、「神社」を中心としたコミュニティです。

いわゆる「鎮守さま」であります。

村々に必ずお宮があり、そこを中心に氏子としての横の繋がりが密接にあったわけです。

まさにこの仕組みが、私たちを支える土台であったものと思います。

 

戦後、戦前の思想を否定する論調が多く見られますが、良いところは素直に取り戻すべきではないでしょうか。

悲しい事件が起きないために。