映画「めぐみへの誓い」
世の中になくてはならないこと、いくつかあります。反対にあってはならないこともあります。
北朝鮮による日本人拉致の問題は、あってはならないことでありましょう。
この度、映画「めぐみへの誓い」を鑑賞する機会に恵まれました。
中学2年生の少女が、さらわれ、本人の意思と全く違う生き方を強いられる。
また、その家族は居場所さえわからぬまま、張り裂けそうな思いを抑え、救済活動の拡散をはかる。
あまりにも辛すぎる「事実」であります。
人は必ず死にます。
病死、事故死、過労死他にも死の名称は数多くあります。ですが生きているのか死んでいるのかさえ定かでない環境を40年以上過ごされた横田さん夫妻はどんな想いであったのでしょう。
死はいつ訪れるかわかりません。だから、明日その日が来ても後悔しないような今日一日を過ごさねばならない。しかし、「人さらい」による別れは、絶対にあってはならない!
今更ながらこの国の情けない様相に落胆せざるを得ない。
あってはならないことは、あってはならないのです。力づくでも取り戻さねばならない、それが「命」であります。