お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

少し先を見ましょう

新型肺炎の影響が各方面に出ています。

日本社会全体のことですから、当たり前のことです。でもこんな時にこそ、本来の日本人の徳目を活かすべきではないでしょうか。

 

巷ではトイレットペーパーが買い占められ、店頭に並んで無いとか。でもメーカーには山のようにストックがあるとのこと。何でしょう?

明らかに「自分だけ困らない生活を」です。

でも自分だけ困らない生活なんてありえないんですよ。社会はみんなで構成しているんですから。

 

75年前、広島は原爆投下にあい一面焼け野原になったと言います。

原爆症がそこから始まり、苦しむ人が次々と出てきたそうです。

今のように情報が無い時代です。だからこそ皆が助け合ったのでしょうね。

でもいまはこんなにたくさん情報を得られるのに、かえってその情報に操られてしまっている。全くおかしな話です。

でもその操りの原動力が、75年間で培われた「利己主義」であります。

 

日本は公助に頼りすぎました。今こそ共助を呼び戻す時です。

どっかの野党の代議士みたいな下らない、何の役にも立たない議論の時間は不要です。

身を縮める時は縮める、これしかありません!

 

本来の日本人の徳目を取り戻すべく。目先だけを見ずに、少し先を見て判断して欲しいと思います。