お坊さんが語る終活

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第17回沖縄戦没者慰霊法要

大東亜戦争末期、唯一の本土決戦となった沖縄。その軍民あわせた戦没者の御霊の慰霊のため、念法眞教では本日、糸満市摩文仁の平和祈念堂において第17回になる慰霊法要を厳修いたしました。

今回は中部地方山陽地方、それに神戸の信徒50名がツアーを組み、沖縄を訪問しました。

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昨日沖縄入りした一行は南部戦跡を時間の許す限り巡拝し、読経回向を手向けました。

 

薄曇りの今朝、平和祈念堂で献花、読経し、年に一度の真心を捧げました。

 

法要後、専従者一行は第32軍司令官、牛島満大将ならびに長勇参謀長が祀られる「黎明の塔」

沖縄師範学校の「健児の塔」を巡拝しました。

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沖縄はこの3年毎年訪問していますが、来るたびに町が整備されております。そのスピード、スケール感は本州のそれをはるかに上回る勢いでしょう。

また、ひめゆりの塔や他の観光地への、修学旅行生の姿は、どこにこれだけの若者がいるのだろうと思うくらい、大勢でありました。

 

沖縄はかつて唯一の本土決戦があった場所です。その犠牲者のことを次代に伝えることは、とても大切なであり、止めてはならないことであります

一方で目下沖縄県在日米軍基地による負担を抱えている場所でもあります。

県知事は政府を相手に基地の撤退を求めます。

それが「沖縄の民意」として。

 

七十余年前、この地で亡くなった方々の想いを想像する人はいないのだろうか。

沖縄戦を戦った人は、「沖縄」を守ろうとしたのでしょうか?

 

慰霊の想いを強く持てば持つほど、

現下の沖縄の民意とやらに憤りをかんじるのは私だけでは無いと思います。