終末期医療の事前指示書
今朝の新聞に
終末期医療 自分の治療方針
事前指示書66%賛成 作成は8%止まり
厚生労働省調査
との見出しがありました。
自分が意思決定できなくなった時の、治療方針を書面にして備える、という仕組みについて6割のが賛成するも、実際にはこのうちの8%の方しか作成していないということでした。
終活の中で、例えば遺言や成年後見制度、また本件のような素材はいつも注目されております。しかし成年後見制度も昨年7月のデータでは55%が利用予定なし。国が一人一人の生活を守るために用意した制度。しかし、稼働しない。何故でしょう?
やはり日本人の古くから持つ文化にそぐわない、ということだと思います。
戦前の法律では「家督制度」が明記されていました。
また、核家族の様相はあまりございませんでした。
しかしこの70年で、家族のあり方が変遷を遂げ、「個」が主体の考え方が蔓延してしまった。だから制度でバランスを取らざるを得なくなった。
でも、土着の風土に合わないものは、やはり合わないんですね。
日本人が持つ土着の風土、農耕民族の歴史に、今の日本の制度は合わないということを、そろそろわからないといけないのではないでしょうか。
終末期医療の事前指示書よりも、家族間のコミュニケーションさえあれば、安心した老後を迎えられるのではないでしょうか。
良き日本の家族と文化が取り戻せますように。
ご覧下さり、ありがとうございます。合掌