お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2018-01-01から1年間の記事一覧

信仰と祈り

長崎原爆の日、6日に続き11:02にはそれぞれ許す環境下、想いを馳せたでありましょう。 私はようやく初盆のお参りに出かけさせていただきました。 今日は安佐北区から安芸高田市へと車を走らせました。 県北は山に囲まれた地形が多く、車窓からの山肌に何本…

広島原爆の日

昨日広島は73回目の原爆の日を迎え、平和公園では広島市主催の平和記念式典が、安倍総理や各国の要人臨席のもと行われました。 例年だと6:15からの広島県宗教的連盟が主催する慰霊祭に出席するのですが、この度は機動隊の方の送り出しのため欠礼しました。 …

酷暑

毎日毎日、極端な暑さが続き、この世のいけとし生けるもの皆、体力を消耗しているのではないかと思います。 そんな中、被災地では懸命な捜索活動が行われています。 まさに酷暑。罹災され避難所生活を余儀なくされておいでの方はもちろんですが、ボランティ…

三代燈主本葬儀・告別式

去る6月17日お浄土へ還帰された三代ご燈主様の本葬儀が25日に、そして告別式が26日に大阪総本山小倉山金剛寺で、厳かに行われました。 連日の猛暑の中、内閣総理大臣安倍晋三様の御代理として参議院議員 衛藤晟一氏、全日本仏教会会長の御代理として副会…

母なる自然がなぜ?

今月5日から降り続いた雨により、西日本は大きな豪雨災害に見舞われました。 4年前安佐南、安佐北区を中心に七十余名の犠牲者が出た広島豪雨災害、その悲しみからやっと脱け出ようとしていたこのタイミング、本当にどうして?という気持ちになるのは、私だけ…

駅員さん

中国地方、四国地方、またその他の地域を大雨が襲いました。 私も昨日から長崎へJRで出張の予定でしたが、今回はキャンセルとなりました。 当初、昨日の昼から新幹線で博多へ出て、その後長崎本線の特急かもめで、夕方までに長崎入りの予定でした。 ところが…

生者必滅

先日来、葬送が続いております。 去る2日、大切な信徒さんがご逝去され、滅多に葬儀は執行しないのですが、故人のたっての願いから、昨日、今日とご葬儀を勤めさせていただきました。 昨夜、通夜式を終えて帰りますと、実家の母から、父の妹で父の最後の兄妹…

またご遷化。

平成30年6月26日22:10、また1人大切な人が極楽へと還られました。 古根川良教師、行年85歳でありました。 師とわたしはなんとも言えない変なご縁があり、唯一「父」的な存在でありました。 去る5月には「最後の御奉公」と、サイパンでの慰霊祭に出仕。その際…

ご遷化

去る6月17日18:30、稲山霊芳三代燈主様が世寿94歳をもって、本国の浄土へと還帰されました。 開祖様の指示により、医学博士の道を歩む中、現世の光明化のため生涯を人救いに捧げられ、我々の先頭に立って、世に光りを放たれた三代燈主様のお隠れは、遺弟とな…

北の守り

10日に行われた稚内での行事のため、8日から北海道入りをしていました。 行事後、86歳の母が暮らす千歳の実家に泊まり、本日広島への帰路につく。 稚内では昭和52年、当時92歳の開祖様が宗谷岬に立たれ、第二清浜に石碑を建立され、それ以来毎年現地で北の守…

納骨堂もいつか壊れる⁈

お釈迦様は私たちが避けて通れないものとして、「四苦」をおときになられています。 四苦とは生、老、病、死ですが、この生滅の法則はあらゆるものに例える事ができると思います。 何か物体が作られた、人々は大事に長く使おう、と思い大切に手入れをしなが…

ブラック部活⁈

中国新聞朝刊でまた新しい日本語と出逢いました。 「ブラック部活」です。 生徒さんの方ではなく、先生の方の語彙のようです。 クラブ活動の時間が教員の長時間労働という結果をもたらしている、ということだそうです。 文科省は昨年12月、学校での働き方改…

「いたみ」

世の中を見まわしますと、本当、嘆かわしいことがたくさんあります。 どうしてこんなに悲しみを伴うことが、世を覆ってしまっているのか。 ひとつの原因に「いたみ」の薄れがあるのではないかと思います。 「いたみ」 最もわかりやすそうなのは、皮膚感覚な…

墓は「責任」か「信仰」か。

今朝の産経新聞一面トップに、 墓地の管理費 滞納急増 政令市で22000件超 とありました。必然的に起きた事、と私は思います。人口減少に伴い、家墓の存在が急速に変化を遂げています。 以前にも、そう遠くない将来、墓の文化は無くなるでしょうと、コメント…

形無き財産こそ

日大と関学のアメフトの一件は、誰が見ても結論の見える展開になって参りました。 最高学府という大学で、一体何が教えられているのでしょう。 表に見えているのはもしかして、氷山の一角かもしれませんね。 前にも触れましたが、大学や、部活動の中だけのこ…

この度の出来事は。

今日午後、日本大学アメフト部の宮川さんの記者会見が行われ、報道を注視しました。 出す言葉を選ぶのに、辛さをさえ感じます。 会見から結論としては、監督、コーチの指示により行われたことでありました。今後、刑事事件に発展する可能性も当然示唆されま…

第三者ではいけない。

最近、耳と頭が麻痺してしまいそうになるくらい、痛ましい事件が次々起きている。 新潟で女子児童が23歳の男に連れ去られ、殺害され、列車事故に見せかけるため、線路内に遺棄された。 まだ、動機などについては明らかになっていませんが、何らかの性癖によ…

サイパンから帰国

今年もサイパンでの慰霊法要を、無事に勤めさせていただきました。 日本人が決して忘れてはいけない島、それがサイパンです。 物が豊かになり、平和を当たり前に享受できる環境にある私たちは、ともするとこれが当たり前のように錯覚する。 昭和20年8月6日、…

お墓は正の財産、負の財産?

私たちには、必ずこの世の生涯を終える時がやって来ます。 昨日までお話をしていた、頼りの配偶者が今日は冷たくなり、寝息さえも立てない。 「愛別離苦」という言葉は仏教の言葉でありますが、この苦しみ、悲しみは四文字で表すにはいささかこと足らぬ想い…

終活講座第2講 横川会場

今日は午前中、横川駅前の西区民文化センターで、第2講モノの整理と処分の講座を開催致しました。 やはりGWということからか、当日欠席が目立ちましたが、それでも15名の方が熱心に受講されました。 ティーブレイクの際、ご夫婦で受講されておられる方から …

「ありがとう」に気づくとき

先日来、ためになるお話を聴かせて頂く機会に恵まれています。 その中でも「ありがとう」の効果は無敵なように思います。 ちまたはGWですね。 新大阪駅のホームにもいつもより家族連れの姿や、カップルが目立ちます。 皆さんもどこかお出かけの予定があるか…

幸せの芽吹

去る26日、待ちに待ったご親教が、1週間前の雨予報をよそに、晴天の中行われ、240名余りの方が法縁に触れられました。 行事は午前10時から随行員の説教、同じく随行員による「中有」これは私達がなくなってからの通る道行きを、掛軸をもとにお話するものです…

ご親教間近‼️

4月26日(木)待ちに待っているご親教が開催されます。 桶屋良祐燈主代行様が来広され、幸せになるための法話が行われます。 昨年は5月でしたが、今年は第1次として4月7日に大阪を出発、九州の各寺を隈なく巡り、26日の広島で、一旦大阪の本山へと帰られます…

終活は「笑顔」から

前述のブログに続いて終活のイロハ。 私は「お坊さんが語る終活講座」を開いておりますが、そのテーマは「人と人とのかかわり」です。 前回、「挨拶」について記事を出しましたが、今回は「笑顔」です。 さて、私たちの生活には何らかのツールによる「コミュ…

終活は「あいさつ」から

シニアの皆さんが終活というキーワードに、顕著な反応を示す昨今、自身の安心と周囲への思いやり、この二つを軸として全ての終活は展開されております。 年金、介護、医療、保険、相続、葬儀、お墓 どれもこの軸から派生した方法であります。 でもこうして眺…

「姥桜も満開」花びより金剛寺2018

4月8日はお釈迦様のお誕生日です。 一般に「仏生会」または「花まつり」として耳にする行事が、寺院などで行われます。 大阪市鶴見区の総本山金剛寺では、春の佳き日を選び、地域の皆様をお招きして「花びより金剛寺」を毎年開催しています。 今年は桜の開花…

仏壇じまい⁉️

地元中国新聞では「大長寿時代の心配事」と題して、主に終活の記事を掲載しておられます。 今般、墓じまいならぬ「仏壇じまい」的な記事が載っていました。 家に伝わる先祖からのお仏壇。しかしつぎの世代、すなわち祭祀継承者がいないご家庭において、止む…

もうじき仏生会。

今年は桜の開花が早く、花まつりの頃にはソメイヨシノは葉桜になっているかも知れません。 4月8日はお釈迦様がお生まれになった日として、寺院では仏生会という行事が行われます。 花御堂に誕生仏を安置し、甘茶をかけてお祝いをします。 お釈迦様は生まれた…

直葬ですか?

最近、ご葬儀の広告で「直葬」という文字が存在感を増しているような気がしております。 さまざまな御家庭のご事情があるなか、必要性があるのかも知れません。 私たち人の一生を考えるとき、「生と死」これはいずれの人も必ず通る道筋ですよね。 存在してい…

墓参代行?

今日は午後から熊野町のくまのみらい交流館で、終活講座第5講、エンディングノートの講習をさせていただき、21名の方が真剣に受講下さいました。 熊野会場は来月10日の第6講で一応、完結致しますが、出会うたびに皆さんとの距離が近くなり、その後も何か行事…