お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

入寒から

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暫くブログの更新が滞っておりました。

5日から本日まで、大阪総本山にて諸行事に出勤しておりました。

 

総本山では入寒から早朝5:00より寒護摩供が開闢しております。

全国から申し込まれた星まつり祈願のため、2月3日の朝まで、毎朝修法され、申込者の名前の書かれたひな形の束が、導師により燃えさかる火柱の中、炙り浄められます。

 

私も7日の朝、導師を勤めさせていただき、全国申込者の方の除災招福をご祈念させて頂きました。

人によっては右腕が火傷状態になられる方もおられます。しかし、どの導師もこの道の専従者、たじろぐこと無く、焔と向き合って真剣な祈念を捧げているのです。

地元大阪のご信徒さんも連日沢山出仕、参拝され、結願まで寒中祈り一色に包まれます。

 

また、7〜8日には得度授戒会が執行され、新たに77名の在家の受戒者が生まれました。

伝戒師の問いかけに受者は「よく保つ」と答え、生涯のお誓いを立て、真に新たな人生を歩みはじめられました。

 

本日は15日に執行される、とんど祭の準備作業をさせていただきました。

近年、しめ縄を飾る家も少なくなりつつありますが、やはり飾るべきであります。

 

神様という、私たちとは違う畏敬すべき存在を通して、新たな年の改まりをいただく、これが日本です。

そして、歳神様のご神威を大きくいただく行事がとんど祭であります。

鶴見区緑の総本山では毎年1月15日、厳粛に執行されます。

その準備をして、一路広島へ帰らせていただきました。

 

寒波襲来、皆さまご自愛ください。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌