長崎にて
昨日より明日行われる、長崎原爆殉難者慰霊法要のため、長崎にて来ております。
九州地方の大雨により、多くの犠牲者が出、罹災の地域に於いては不安な日々をお過ごしと思います。心からお見舞い申し上げます。
大自然の前に人間は何と無力な存在か、災害の時にいつも思い知らされます。
広島でも2年前、豪雨による災害があり、大きな被害がありました。
唯願わくば、風雨順時にして、人々の生活安穏であることを祈るしかないと思います。
さて、72年前の8月9日、11:02 広島への原爆投下後3日目に長崎にも原子爆弾が投下されました。阿鼻叫喚の様相であったと思います。
教団では、31年前から広島で、そして13年前から長崎でも現地での慰霊法要を勤めさせていただいております。
国連では核兵器禁止条約が採択されました。しかし、今の国連は言葉が過ぎるかもしれませんが、シンボライズされた組織でしか無く、その実効性は乏しいものがあります。
世界の大国が先ずは批准しなければ、有名無実であります。
これからの人々のため、何ができるかを一人一人が自分の出来ることを中心に、考えなくてはならないと思います。
明日、長崎の御霊に対して、私個人は私個人として出来ることを約束し、それを御供えしたく思います。
路面電車の往来する長崎で。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌