お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

終活講座第3講 アステールプラザ

今日は中区民文化センター、アステールプラザで第3講を開講し、15名の方が真剣に受講してくださいました。

 

朝から大雨で本当に足元の悪い中、ご来場くださいました。

やはり第3講で出る質問は、ズバリ「お墓」。

今日もお墓の後始末についての質問が出てまいりました。

 

一般の終活カウンセラーなら、即答、「墓じまい」となるのでしょうが、私はそうはいきません。

その方のご家族の環境、墓の状況など、一定の状況を確認して、リスクの少ないアドバイスをしなければなりません。

 

墓は終の棲家とも言われます。

そう簡単なものではありません。

少なくとも、私の講座の受講生のかたには、可能な限り、リスクの回避をさせてあげたいと思うのであります。

 

お墓のことは、マンツーマンでしっかり話をして、進めたいと思います。

 

ところで、昨日、県内三原市で中学生三年の男子が、5歳の女児をスポーツセンターの二階から投げ落とす事件がありました。幸い女の子は顎の骨折などですんだそうですが、言葉が出ませんでした。

 

女の子の身体的怪我は、時間とともに快癒するでしょう。しかし、心に受けた恐怖は中々消えづらいのではないでしょうか?

 

また、この男子生徒の親御さんは、いかがでしょうか?

 

この世の誰か一人でも、「我が子こそ、世の中を震撼させる悪党に育成したい」そんな思いで子育てをする親はないでしょう。

毎日、健康で、笑顔で、楽しく生きてほしい。

こう願って育てていると思います。

しかし、中々そうはいかないのも事実でありましょう。

 

私たちの目には見えるものしか見えません。しかし、見えざるものがあることを認識し、その見えざるものが及ぼす影響があるであろうことを理解して、運命の転換を願って行く。それが信仰だと思っています。

 

この世に一つでも、悲しい出来事が少なくなるよう、読書の方も日々お祈りをしていただきたいと思います。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

終活講座第5講 和木会場

今日は一ヶ月以上ぶりの終活講座が開催されました。

和木町民文化会館での第5講 エンディングノートでした。

 

この度、オリジナルのノート「いしぶみ」を使っての初講座でありました。

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私のとらえるエンディングノートの役割は、どれだけのひとに感謝の想いを感じられるか、言い換えれば感謝の想いを呼び起こすことが、ノートの主目的と思っています。

 

一般に市販されているノートは、いわゆる葬儀、財産、保険など、自分の希望を記す形が多いと思うのですが、お坊さんが語る終活講座の中心は「人と人とのよきかかわり」です。

ですから、一人ひとりがまわりのひとにどれだけ感謝できるか、それをしっかり思い出してもらうためのツールなのです。

 

独りよがりでは終活は開花しない。

 

この大前提のもと、ご自身の人生に対し、満足できる足跡を残すことができればと、作成しました。

和木会場本日31名の方々は、皆さん喜んでいただけたようです。

 

後悔の少ない人生をまっとうするため、一人でも多くの方に、本当の終活を知っていただきたいと、更に想いが熱くなる一日でした。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

 

みたまの慰霊と平和推進のため

今日は午前11:00より、教団の代表役員、一般の会社で言えば「社長」にあたる教務総長とともに、広島市の松井一實市長を表敬訪問いたしました。

 

今年で31回を数える、広島原爆殉難者慰霊法要にさきだち、広島市へみたまの慰霊と平和推進の願いをこめて寄付の贈呈をさせていただきました。

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法要は7月23日の日曜日、午前9:00から広島平和公園内の供養塔前で執行され、全国北は北海道から南は沖縄までの名水、30ケ泉が原爆殉難者のみたまに捧げられます。

 

この行事は現在の広島念法寺が落慶した昭和62年から毎年続けられ、数多のみたまの慰霊と世界の恒久平和を祈念する行事であります。

 

広島では今日から「とうかさん」というお祭で別名「ゆかたまつり」とのことから、松井市長様や、観光課の職員の方々はゆかたで執務をされておいででした。

 

若い人達が、色とりどりの浴衣姿で楽しそうに街へ出る三日間。

現在の幸せの礎に、いかなるものやいかなる事があったのかくらいは、若い人達にも知っていてほしいと思うのであります。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

遺骨の行方 北海道

昨日から、父の三回忌のため北海道の実家へ来ています。一昨日迄は肌寒い気候だったようですが、昨日、今日と暖かい日が続いております。

 

そんな北海道で「遺骨の行方」という記事を北海道新聞で目にしました。f:id:obousansk:20170530153254j:image

いわゆるお墓や納骨堂に変わる、遺骨の行く先として、合祀墓が注目されているといった内容の記事でありました。

 

北海道の三笠市、昨年の統計でわずか9056人という小さな自治体です。その町に北海道中央霊園という霊園があり、一体39000円で合祀できるということです。

 

霊園の運営は公益財団法人であり、永代供養墓「結の苑」以外にも比較的安価な墓地の提供をしているようです。

 

驚いたのは、墓じまい、いわゆる改葬に関する手続きを無料代行するということであります。

もちろん、解体費用などは業者にかかる費用ですから別ですが、役所の手続きや見積もりの取得などはこの法人が無料でやってくれるということです。

 

墓じまいの是非は別として、現代のニーズを

確実にとらえたサービスであろうと思います。

 

霊園全体を対象としてみると、利用者の79%が札幌市民だそうです。高速道路で50分位でしょうか、もしかすると墓産業は今後町おこし事業の様相を見せるかもしれません。

 

やはり、日本全国、お墓事情は大きくカーブをして来ているようです。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

 

終活講座 6月の予定

昨日から、島根県隠岐島の知夫里島に行っておりました。

松尾山松養寺という歴史あるお寺の境内に、後亀山天皇様の孫宮、小倉宮尊王さまの御墓所があり、本年第43回目の法要を営ませていただきました。

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南北朝時代、政変の中に数々の歴史がありますが、隠岐島は後醍醐天皇さま配流の島としても有名ですが、小倉宮さまもそのおひとりのようであります。

教団とのご縁については、別に譲るとします。

 

話はかわりますが、昨年の今頃、私のお寺ではオバマ氏来広のため、広島県警の要請を受け、福岡県警の機動隊80名の宿泊の受け入れをしておりました。

屈強な公務員の食事、入浴、宿泊と、思い返すと楽しいひと時をいただきました。

 

また、平素、警察官の方たちに知らない間にも、守られている事を感じたのは、私だけではないと思います。

 

さて5月も最終週になります。

終活講座の開講予定をお知らせいたします。

 

6月4日(日)10:00〜 第5講

                     和木町民文化会館

 

6月7日(水)14:00〜第3講

                      中区民文化センター

                         (アステールプラザ

 

6月17日 (土)9:45〜第4講

                       東区民文化センター

 

6月27日(火)14:00〜第4講

                       福山ローズコム

 

6月28日(水)14:00〜第3講

                        安佐南区民文化センター

 

6月29日(木)14:00〜第3講

                        佐伯区民文化センター

 

以上となっております。

いずれも、受講には予約が必要です。また会場に定員もありますので、事務局またはこのブログの書き込みでも構いません、早めの予約をしてください。

 

ご覧下さりありがとうございました。合掌

 

エンディングノート

今月は本業が多忙を極め、終活講座の開催がありませんでしたが、来月はまた開催させていただく予定です。

 

開催予定はまた近日ご案内しますが、第5講の教材、エンディングノート『いしぶみ』が完成しました。

 

詳しくは講座をお楽しみにしていただきたく思いますが、お坊さんが語る終活講座ならではのエンディングノートに仕上げたつもりです。

 

人と人とのかかわりにより、私達の一生は構成されています。

そのことをあらためて感じていただく作業ができるよう、監修しました。

 

受講生の皆様には、ゴールに向かって頑張っていただきたく思います。

 

明日、明後日は隠岐の島、知夫里島へ出張してまいります。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

ありがたいご親教

5月21日、最大最高の行事、ご親教を迎えさせていただくことができました。

私ども教団のご親教は、生きて働かれる仏様を感じることのできる、とてもとてもありがたい行事であります。

 

一昨日20日に、代行様が広島入りされ、今朝、次の会場である新見市に向かわれましたが、この3日間、魂の親様に抱かれて、喜びの時間をいただいたのは私だけではないと思います。

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行事は、随行の先生2名のお説教、亡くなった後に行くとと言われる、中有の説明、昼食を挟んで、午後はご法話でありました。

 

ご法話では、生かされていることへの感謝、神仏の願いは何か等等、改めて忘れがちなことを一人一人の心の隙間に埋めるように、お諭しくださいました。

最後に代行様を先頭に、祈願のお誓いをさせていただいて、散会となりました。

 

夜は夜で、ときを忘れるかの如き座談会が催され、身も心も満ち足りた時間を頂戴致しました。

 

改めて、教団の教えは終活であることを理解しました。

今日一日、今日一日を大切にすることが、人としての基本であることをまた、教えていただいたありがたい行事がありました。

 

終活を実行しようとする方は、まずは信仰の道に関わることが必要なことと強く思いました。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌