初節句
昨日、県北の信者さんのお宅に、法座というお話しをさせていただく行事を勤めに、伺わせていただきました。
その御宅のお嬢さんが、お嫁に出ておいでですが、初めての女の子の初節句ということで、皆さんで喜びを共有させていただきました。
木目込みの立派なおひな飾りがされていました。
それを見ていて、親→子→孫、あたりまえのような時間の流れではありますが、これが何千年、いえそれ以上かもしれません。
人々の生活の営みが、ずーっとずーっと、ずーっと続いているという、ものすごい大きなスケールの、いま自分は先端部分にいる事実を感じ、改めて「ご先祖様」という存在の尊さを
感じた次第です。
私達も行く道、先祖になります。あとのひとにどう表現してもらえるのか、どう表現してもらいたいのか、それを決めて、その達成のために「今日一日」をおろそかにしない生き方を、お互い心がけたいですね。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌
終活は「あとのひと」のためにも
最近特に思いが巡るのですが、それは「任意後見人」という制度です。
子供さんがおいででない、お一人の方、今は元気でもいつ何が起こるか誰もわかりません。
人の最終段階は「死」でありますが、その前にあと何年、何十年この世でご厄介になるかは誰もわからないのであります。
万一、心疾患、脳疾患などで急に不測の事態が起きたとき、自分自身の医療的決断は自分でできない状況にあります。そのときに自分の意志をあらかじめ伝え、またその決断の権限を法の下に付与していれば、そう大きく悩むことはないのではないかと思います。しかし、そういった「人と人とのかかわり」が成立していない状況で起きたときには、本人の生命はもちろんのこと、周囲にいる「若干のかかわり」を持つ人たちがきっと大きな負担を背負うことになると思います。
そうならないため、ちゃんとかかわりを持ち、そのうえで「法」による権限が付与できる形をちゃんと具備しないといけないと思うのです。
ご自身が心配な状況の方は、どうぞご遠慮なくご相談ください。
ご覧くださりありがとうございました。合掌
終活講座 佐伯会場 東区会場
昨日22日は佐伯区民文化センターで第2講を、また本日23日は東区民文化センターで第1講をそれぞれ開催させていただきました。
第2講では、モノの整理、処分についての講座でしたが、講座後の質問はズバリ「お墓」でありました。少子化のなかで現実に直面している課題はその辺りなのかな、と感じさせて頂いた会場でした。
東区民文化センターの会場では、新規受講生は2名という、とてもとてもアットホームな講座を経験させていただきました。
その中で、お友達を誘って来られた、第1講2回目の方は、「一回目より、2回目の方がより納得しながら聞けるので、本当によくわかります。」とおっしゃって下さいました。
今月は今日の会場で最後ですが、来月も7日の西区民文化センターをスタートに、各地で開催させていただきます。
終活は自分の安心を得るために行う活動です。
今後も、幅広く展開してまいりたく存じます。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌
養子縁組
産経新聞の今朝の正論に、日本財団の笹川陽平会長が、「養子縁組を社会的養護の柱に」とのコメントがありました。
様々な事情により、生みの親と暮らせない子供達を引き取り、法的に実の子として育てる特別養子縁組が欧米諸国の社会的養護の柱になっているそうです。
我が国では、社会的養護を必要とする子供約46000人のうち、84パーセントが乳児院や児童養護施設で、16パーセントが里親家庭やファミリーホームで暮らし、特別養子縁組はわずか500件前後とのことです。
現在の児童相談所がその窓口の一つになっているが、虐待や非行といった案件もあり、人手不足状態のようです。
厚生労働相の資料では、不妊治療を受ける夫婦は全国で40万件を超える一方、人工妊娠中絶の件数は新生児数の約20パーセント、186000件という。
養子縁組を望む夫婦は多い、中絶の前に育て先の親が決まることで、助かる子供も増えるのではないか。また一方で親権のこだわりから、養子縁組に同意しない保護者が多く、ハードルを上げているらしいです。
しかし、親になりきれないオヤの成長を待つ間に、子供達はどんな負担が強いられているかわからない。
ならばこれからのこの国を支えてゆく、未来の大人にもっと「求められている自分」としての価値を感じさせて成長してゆく道を拡げるべきではないでしょうか。
終活でも、直系卑属すなわち子供さんがおられない世帯とよく出会います。相続の問題一つとっても、養子縁組により周辺の親戚にかかる負担は軽減されると思います。
超高齢社会の日本、生まれ来る命と待ち望む人々双方に喜びをもたらすことは、国家目線でも、とても有効なことではないでしょうか。
笹川会長さんの意見、必要と感じました。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌
終活講座第4講 和木会場
今日は、和木町民文化会館での第4講、遺言・相続について33名の方が受講下さいました。
遺言の必要性があるかないか、相続が争族にならないためにはなどを、皆さん真剣に受講下さいました。
ティータイムでは質問に、「終活とはあまり関係ないのですが、お彼岸の意味を教えてください。」と、本業エリアの質問が出るなど、第4講ともなりますと、本当にアットホームな空気のなかで講座が展開されています。
遺言・相続という法律に多く関わる内容ではありますが、そこはお坊さんが語る終活講座、何が一番大切な相続なのか、遺言に頼らない相続の目指し方などをお伝えさせていただきました。
人と人とのかかわり。何気なく通り過ぎれば、時だけが過ぎて行きます。しかし、意識してかかわれば、必ず良きかかわりを得られます。
受講生の皆さん頑張りましょう。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌
卒業式
今日、娘の小学校の卒業式に列席してまいりました。
小学校6年間のいろいろな出来事や思い出を懐かしみながら、小学校の課程を修了できたことを嬉しく思い、学校や先生に感謝をさせていただきました。
卒業生入場になりますと、いまどきの現象ですね、スマホが一斉に向けられておりました。
どの親御さまも感無量であったと思います。
そんな中、国会や日本の首都では同じキーワードが浮上しました。
「証人喚問」です。
この言葉が出るということは、虚言が生じているということであります。
人には過ちを犯す可能性があります。
故意であるか否かの違いはありますが、あやまちを犯したならばそれを素直に反省し、二度と再発させない努力をするしかないと思います。
そんな子供でもわかることが、なぜ大人は出来ないのでしょうか?
今日、広島市内で小学校を卒業した子供たちには、正直であることの誇りを忘れずに、一生を送ってもらいたいと思います。
日限のある人生を、胸を張り顔を上げて過ごしてまいりましょう。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌