お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

2月、逃げる!

平成29年も、もう二カ月が過ぎ去ります。

よく「1月行く、2月逃げる、3月去る」と言います。行ってしまった時間、逃げた時間、去った時間、いずれも取り返しのつかない時間です。

 

実はその時間は、すべてが自分の命の一部、

行った分、逃げた分、去った分、自分の命が減ったということ。

でもおかしな話です。自分の命とは言うものの、どれだけあるのかわからない。

 

自分のものならわかりそうなものですけどね。

でもわからない。自分のもののようで、自分のもので無い、これが正解かもしれません。

だからこそ、今日1日を大切に過ごしたいものです。

 

明日から3月、春を感じつつ、良き時間を過ごして参りましょう。

 

ご覧くださり、ありがとうございました。合掌

終活講座 東区と佐伯区

昨日25日は、午前中東区で第2講、午後は佐伯区で第1講をさせていただきました。

東区会場では、先日安佐南の緑井会場で第1講を受講された方が東区の会場までお越しくださいました。

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先代の方の感謝状の処分方法の質問など、やはり思い入れのある品物の処分に、皆さん頭を悩ませておられるようです。そうですよね、自分の大切な人の残された功績、何も感じずに処分してしまうようでは困ります。だからこそ、今、生きているうちにしっかり終活をしておかねばならないのであります。

佐伯会場では継承者のいなくなるであろうお墓の取り扱いについて、質問がありました。

様々なケースがありますから、規則的方程式はありませんが、「多様化」という言葉で短絡的に答えを出すべきで無い事が、このお墓の取り扱いだと思います。

その方の家族構成やお墓のある場所、またご宗旨等も加味しながら、よくよく考えて答えを出さねばならないと、私は思っております。

どちらの会場も、皆さん本当に熱心に受講下さいました。講師としてとても嬉しい時間でありました。

終活を通じて、1日1日をもっともっと充実した時間としてお過ごし頂ける人を、たくさん増やせたらと、仏さまに祈りを捧げるカウンセラーでありました。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

新しい命

今日、私のお寺の信者さんに初孫さんが産まれました。3000g超えの男の子です。

新しい命が此の世に仲間入りです。お父さん、お母さんの愛を受けて、スクスクと成長されることを祈ります。

おめでたい出産の日におかしいかもしれませんが、

新たな終活の始まりです。

お父さん、お母さん、今迄二人の家族が、三人家族になりました。三人の家族の、新しい関わり方の始まりであります。

終活は死に対する行動ではありません。今日をいかに満足して生活するか、ということです。

新しい家族の関わりの中、日々幸せを感じる生活を送っていただきたいと願わずにはおられません。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

お坊さんが語る終活講座 開催予定のご案内

来月以降の講座開講予定を更新いたします。

3月 7日(火)13:00~15:00 第2講 安佐南区 緑井スカイステージ

3月 8日(水)14:00~16:00 第1講 中区   袋町交流プラザ

3月 10日(金)14:00~16:00 第2講 福山市  学びの館ローズコム

3月 19日(日)10:00~12:00 第4講 和木町  町民文化会館

3月 22日(水)13:30~15:30 第2講 佐伯区  区民文化センター

3月 23日(木)10:00~12:00 第1講 会場未定

 

4月 7日(金)13:30~15:30 第2講 西区   区民文化センター

4月 8日(土)10:00~12:00 第3講 東区   区民文化センター

4月 21日(金)14:00~16:00 第1講 熊野町  くまの・みらい交流館

4月 22日(土)14:00~16:00 第1講 安佐南区 区民文化センター

以上が今日現在の開講予定です。

おかげさまで受講くださった方々が、お友達をお誘いくださるようで、受講者が増えてきております。

この講座は

   第1講 終活とは  第2講 モノの整理と処分  第3講 葬儀・供養

   第4講 遺言・相続 第5講 エンディングノート 第6講 仕舞い方

以上の6講座を1クールとし、第1講受講以降は2~6まで特に受講順はこだわりません。ただ、数字の順番で受講いただくことが、より理解しやすいとは思いますが、ご自身のご都合に合わせて、会場選びをしていただけたらと思います。

 

本講座へのお問い合わせはこのブログへ、返信方法を明記の上、書き込みをお願いいたします。(もっとスマートな方法もあると思いますが、技術が追いついておらず)

一人でも多くの方が「家族」や身近な人に対して、本当の価値を認識していただけるよう、終活講座を展開して参ります。

 

ご覧くださり、ありがとうございました。合掌

横浜へ行って来ました。

週末、姪の結婚式で横浜に行って来ました。

横浜といえば中華街。土曜日はものすごい人で

した。

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関帝廟媽祖廟も見学しましたが、すごいスケールでした。

翌日、若い二人の結婚式。今回は人前結婚式という形で、神さま仏さま無しのチャペルウェディングでした。

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姪には、嫁ぎ先のカラーにしっかり染まり、愛する人を、産み、育ててくれたご両親を一番大事にしてもらいたいと思います。

それが、人と人とのかかわりの第一歩だからです。

最近、若い人の重大な犯罪が顕著になってますが、犯罪者に育てたいと思う親はあるでしょうか?決して無いと思います。でも、我が子が犯罪者になってしまう、親にとってこんなに辛い話は無いと思います。

どう、子供と向き合う事が、必要なのか。

これも終活だと思うのです。

互いが後悔の無い生き方をする。どうぞ改めて今日1日を見つめなおしてください。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌

 

終活のご相談窓口

終活は「如何に生きるか」を考え、行動する活動です。

人それぞれに人生の通り方は違います。しかし、与えていただいている時間は全員が同質のものをいただいています。でも、「量」は異なります。

同じ質の時間を天から授かっているにもかかわらず、使い方を間違うと本当に一生が「無意味」な生涯になってしまいます。

すべての人が、与えられた「生」を全うしてゆくためにも「終活」はとても大切な考え方だと思っています。

「お坊さんが語る終活講座」受講の方々はもちろんですが、多くの方に後悔のない人生をお通り頂くことができるよう、お手伝いをさせて頂ければと思っています。

諸行無常 すべてはとどまることなしです。どうぞご遠慮なくご相談においでください。

今日一日を大切に過ごしたいものです。

 

f:id:obousansk:20170217141457j:plain皆さんの難が転じられますように。

ご覧くださり、ありがとうございました。合掌

寒に耐えるの梅 花まさに芳し

f:id:obousansk:20170215220144j:plain14日15日と、大阪の本山へ帰山させて頂いてまいりました。

 

境内参道には梅の花が競い合いながら咲き誇り、梅香が浄土の香りを漂わせていました。

 

梅は寒中に花を咲かせ、うっとうしい梅雨に結実し、塩漬けにされては病人の食の援けとなる。

 

私達は寒ければ「寒い」と、暑ければ「暑い」と。しかし梅は寒中に美しい花を見せ、良い香りを放ち、そして人様の役に立つ姿を見せてくれています。

 

私たちはこの梅のように「忍耐」(仏教では「忍辱」といい、菩薩道の一つです)をしっかり養い、周囲の人たちのお役に立つ生き方をさせて頂くべきではないでしょうか。

「あの人は本当に素晴らしい方だった」のちして言っていただけるか否かは、実は「今日一日」の生きざまにあるのでしょうね。

 

ご覧くださり、ありがとうございました。合掌