誰よりも我が子を愛する
東京入谷には有名な神様がおられます。
この神様、以前は人の子をさらっては食べる鬼神でしたが、ある時千人いる我が子のうち、1人を仏様に隠されて、血眼になって探し回り、千人のうち、1人がいなくなってもこれほど苦しむのに、人は数人しかいない。さらわらた子の親の思いはどれほどか。
このお諭しにより改心し、逆に子供を守る神様に転身された神、それが鬼子母神、別名訶梨帝母であります。
本山の境内にはこの神様が好まれるとされるザクロの木があり、たまたま私のところにやってまいりました。
大方がタネ、でありますが、甘くて美味しい実であります。
我が子を愛する親の思い、大海に比するに非ずでしょう。でもそうでない親も最近は多くなっています。
鬼子母神さま、全ての親をどうか子供達を愛してあげられる親になるよう、守ってあげて下さい。
オントドマリギャキテイソワカ。