秋の彼岸
昨日から秋の彼岸に入りました。23日が中日で、皆さんもお寺やお墓参りなど行かれるかと思います。
自然界においては、太陽と月の出る時間が半々と言われますが、実際にはきっちりではないとのことです。
ですが、「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、今朝あたりは本当に涼しい外気でありました。
さてこの彼岸、お墓参りや先祖様の供養のタイミングとしてのみ、捉えられがちですが、本質は違うんですね。
何かって⁉︎
私たちの人生のチェックポイントなんです。この彼岸は。
彼岸は読んで字のごとく「かの岸」です。当然ながら反対にあるものが「こちらの岸」「此岸」(しがん)と言います。
安心の人生「彼岸」、悩みや苦しみ、我がままの人生「此岸」と捉えたらわかりやすいですかね。
「彼岸」の正式名称は「到彼岸」即ち、安心の人生に進んで行く、ということです。
自分自身の日常の言葉や行いを点検し、自分自身が安心のできる、言葉や行いに軌道修正する機会、それが「彼岸」であります。
そんな自分になってこそ、ご先祖様も安心して下さり、それこそが本当の「先祖供養」になると私は思います。
「今日彼岸、菩提の棚を蒔く日かな」
お互い、点検、点検。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌