お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

大晦日

f:id:obousansk:20191231121411j:image

平成にはじまり、令和に仕舞う今年、おかげさまで大病に患うことなく百八の鐘の音を聞く時が参ります。

何事なく済ませてもらえることほど、ありがたいことはありません。

人の命には、すでに決まった期限があります。

ただ私たちはそれを知らされていないだけであります。

「いつか死ぬんだ」これはすべての人が知っていること。でも意識していないこと。

「いつか」がいつかわからないことを良いことに、まだもう少し先であろうと勝手に計算する。

いつかわからないから、もっともっと一日一日を大切にせねばならないのではないですか?

 

お寺も令和二年のお正月を、明日に迎える準備が出来ました。男性の会の皆さんが作ってくれた門松も立ちました。

この時ならばこそ思い出しましょう。

 

門松や死出の旅路の一里塚

      目出度くもあり 目出度くもなし

 

皆さん今年一年ありがとうございました。