お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

平成の終わりを迎えて

私は現在52歳、顧みれば今日までの人生のうち、5分の3が平成であったということであります。

生まれは昭和ですが、幼少期もありますので、いわゆる一般的にいう「自立」の期間はほぼ平成の時代を通らせていただいたことになります。

 

昨日でしたかテレビで、平成の記憶的なテーマがありましたが、その一位と二位が東日本大震災と、阪神淡路大震災でありました。その通りだと思います。

しかしそこで振り返った時、先帝陛下つまり上皇上皇后両陛下が常に被災の民に寄り添われていた姿が目に浮かびます。

どれだけ被災地の方々の心に、力を与えてくださったことでしょうか。

広島にも5年前には土砂災害が、そして昨年には西日本豪雨による災害が発生しましたが、いずれも行幸啓くださったのであります。

 

振り返るに私の今日までの人生のうち5分の2は昭和天皇陛下が、そして5分の3は上皇陛下の祈りの中で時を重ねてきていたことに、今更気づいている次第です。

神武天皇様以来126代、国民を愛する皇統の中、今日という日を生かされている喜びを、もっともっと感じ、感謝の思いをいたさねば勿体ないことではないかと思う次第です。

昨日よりは今上陛下の祈りの中、時を重ねている自分に気づかせて頂き、日の本に生まれたことを嬉しく思います。