お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

やはりうれしい。

9日から15日まで、本山での勤務がありました。この1月の帰山は得度授戒会という、とても大切な儀式が執行されます。

この度は13日〜14日にかけて行われ、82名の新たな開祖様の弟子が誕生しました。

私は法務という役柄上、担当をさせていただいておりますが、一生に一度、魂の生まれ変わりの儀式、厳粛な行事であります。

 

いつも新たなお弟子さんの誕生に歓びを感じるのですが、今回は特別でありました。

昨秋、いろんなことがあって涙にくれていたであろう、姪がなんと授戒させて頂いたんです。

それも今月に入ってからという、一般ルールとしては異例中の異例、私も永く担当をしていますが、ここまでギリギリの申請は初めてでありました。

所属の住職先生がご苦労下さり、すべりこみセーフって感じでした。

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お寺のことなどいろはのいもわからない姪が得度、とにかく二日間無事に過ごしてほしい、それしかありませんでした。

お陰様で戒を授かり、魂の生まれ変わりを無事にさせて頂くことができました。

 

で、それだけではなく、15日〜17日の教学院修養科第1組を受講する運びになったのです。

彼女が得度で何を掴んだのか、掴んでないのかわかりません。しかし、続けて修養科も受けることは私にとって驚愕に値します。

まさに驚愕院です。

 

終わってからの彼女の感想が今から楽しみでなりません。

少なくとも明日、明後日の朝、彼女は自分のためではない時間を過ごすことは間違いありません。願わくば生まれ変わった魂に、沢山の徳をつけて家へ帰ってもらいたいと思います。

おかげとしか言えない数日間でありました。