決まり手は「つきなおし」
お正月お供えした鏡餅。歳神さまのお年玉。
お寺では御宝前にお供えした鏡餅を3日にはお下げして、切餅にして一時冷凍庫へ。
20日には「厄除雑煮」としてこの一年の無事息災を願いつつ、「厄除箸」をもっていただきます。
どなたでもいただけますから、お近くの方は是非お越しください。ちなみに施与のお時間は11時半から12時半までとなっております。
さて、その餅切りですがどうしても言い方は悪いですが、「クズ餅」が出てしまいます。
今日はそのクズ餅から、カビの部分を切り離して、つきなおしをしました。
蒸し器で蒸して、その後つきなおしを致しました。流石に丸餅には出来ないので、のし餅に致しました。明日はカッティングをしたいと思っています。
今の御時世、食べ物に事欠くことはほぼ無いかも知れません。ですがわたし達は一粒の米、ひとしずくのお醤油さえも、自分たちの力で作ることは出来ません。
「米は農家の人が作る」
いいえ違います。農家の方は米が出来るお手伝いをしておられるのであります。
米という植物が大自然の営みによって成長し、万物の霊長と言われる私たちが、その命をいただいている、ということです。
すべてが当たり前では無い、すべてが有り難い奇跡の中に生かされて生きているのであります。
大相撲初場所はまだですが、我が家の今日の決まり手は「つきなおしー」でありました。
いただけることに感謝しましょうね。