お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

一年という時に感謝。

27日からの本山での迎春準備を終え、(実際には私の許す範囲のご奉仕時間を終え、が正しい)広島へ向かうため新大阪駅に到着しました。

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今日の新大阪駅はいつもと違う顔をしている。

ふるさとへ行く人、旅行に行く人、人、ひと。

待合室に附設したスターバックスは大繁盛。

 

さて、明日は大晦日

その翌日は世界中が新年を迎える。

今年を振り返ると、日本だけでなく世界中がいろんな意味で激震したのではないでしょうか。

 

皆さんにとってどんな一年でしたか?

私たちは「一年を過ごした」とか、大変なことがあった人は「〇〇に振り回された一年だった」とか、そんな表現をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でもよ〜く考えてみましょう。

 

今、目の前のスタバのお店は長蛇の列。順番に注文の品が手渡されています。

今日一日でどのくらいの売り上げなのかわかりませんが、とにかく途切れることがありません。

店長さん風のお兄さん、お品渡しの際もちろん「お待たせしました、ありがとうございました。」と言うのですが、その後に「良いお年を」と付け加えておられます。

 

買う人も売る人も多分「初対面」でも最後のその一言に、温かさ、やさしさ、ゆたかさを感じます。

もしかすると私も、あなたも、何の面識も無い人から、温かくやさしく、そしてゆたかな言葉をたくさんもらっているのかも知れませんね。

もちろん、私やあなた自身が発しているのも事実でしょう。でも今年もあと一日、364日間にどれだけの人から愛を注いでいただいてきたのか、振り返ってみるべきですね。

きっとこころの中の無尽蔵の泉から「ありがとう」という言葉がコンコンと湧き出でてくると思います。

今日まで生かされて、ありがとう。

私にとって都合の良いこと、都合の悪いこと、何もかもが今日の私になっているわけですから。全てのことに感謝しかないですね。

 

明日は喜び納めをして、

明後日、喜び初めをしてまいりましょう。

良いお年を!