お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

こんな老後、いかが?

久しぶりに信者さん宅での法座、参加者こそ少なかったですが、良いお話を聞かせていただきました。

そこの奥様は5年前にガンの治療をされました。そんな奥様が喘息から検査に行かれた日のことです。

朝から市民病院は行かれ、2時間待ち。

奥様はご主人のお昼ご飯が気になります。

八十才を過ぎた足元に不安を持つご主人を一人おいて出てきている奥様、検査後、ご主人に一報されたそうです。

 

「お父さん、検査は終わったんだけど、もう少しかかりそう。誰か見に行ってもらおうか?」

 

「いや、誰もきてもらいたない。」

 

「でも、お腹空くでしょ、冷蔵庫に牛乳あるから、それでも飲んどいて。」

 

「それはいいが、検査どうだったんじゃ?」

 

「おかげさまで何とも無かったよ。」

 

「ガンは無かったんか?」

 

「無かったよ、大丈夫よ。」

 

「そうかー良かったー、お前がどうかしたら、わしゃどうしたらええか思うて(涙)」

 

どんなですか、皆さん。

こんな老後送ろうとは思いませんか?

こんな老後を目指したい方、どうぞお寺へお越しください。