三代燈主本葬儀・告別式
去る6月17日お浄土へ還帰された三代ご燈主様の本葬儀が25日に、そして告別式が26日に大阪総本山小倉山金剛寺で、厳かに行われました。
連日の猛暑の中、内閣総理大臣安倍晋三様の御代理として参議院議員 衛藤晟一氏、全日本仏教会会長の御代理として副会長の田中昭徳浅草寺貫主、比叡山から森川宏映天台座主、全国神社を包括する神社本庁から田中恒清総長をはじめ、各界から400名のご来会をいただき、両日併せて5000名の御参列がありました。
ご来会予定のお客様の控室、会場席次、焼香順位、粗供養の準備など、事務局の一員として7月はほぼ大阪に詰めておりました。
畳千枚が並ぶ千畳敷の法堂、その内陣には花壇を思わせるような祭壇の中央に、そのご尊影が掲げられ、慈愛溢れる笑顔に多くの参列者は在りし日のかかわりをかみしめていたことと思います。
一昨日の本葬儀が終わり、その辺りから急に寂しさが実感として湧き上がってきました。
準備でゆとりが無かった、これが真実だったろうと思います。
昨日、全国から2500名の信徒さんが来られました。装束をととのえ、玄関から入られるお一人お一人に頭を下げ、ありがとうございますとお声をかけながら、この一人一人の方々の思い、何か勿体なく、ありがたく、胸熱く自然と目頭が熱くなりました。
またその参列者を迎えるため、大阪教区のご奉仕者の方は堂内はもちろん、炎天下、車両誘導案内のお手伝いをして下さいました。
5000名の御参列、告別式では40台ものバスが境内に整然と並べられ、乗用車も200台あまり、そんな中、事故も、怪我も、病人も無い、全くもって奇跡のような二日間を通らせていただきました。
葬儀には公益社の優秀なスタッフが我々をサポートしてくださり、またバス運行にはこれまた高いノウハウを持ち併せたJTBスタッフが万全を期し、そして何よりも三代様への「御恩がえし」のこころ一つで奉仕下さった信徒の方々、それぞれの立場の方が一生懸命勤めて下さったおかげで、恙無く行事を終えることが出来ました。
取り上げるべきがもう一つ。
サイパン島がある、北マリアナ連邦政府観光局から、三代様は観光親善大使としての立場を受けておられましたが、そのサイパン島からも連邦政府ビクターホコグ知事代行、デビッドアパタンサイパン市長、クリスりコンセプション観光局長、ペリーテノリオ前観光局長らから弔意を表すレターが届いておりました。
多くの人に慕われ、惜しまれた三代様の本葬儀、告別式は、まさにお浄土からの「慈愛」の中、静かに終えさせていただくことができました。
孝行したい時に親は無し。
今日を、今を、愛を土台に身近な人とかかわりを持ち、少しでも後悔しない生き方を通りたいものです。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌