お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

駅員さん

中国地方四国地方、またその他の地域を大雨が襲いました。

私も昨日から長崎へJRで出張の予定でしたが、今回はキャンセルとなりました。

当初、昨日の昼から新幹線で博多へ出て、その後長崎本線の特急かもめで、夕方までに長崎入りの予定でした。

ところが御承知の通りの大雨、山陽新幹線不通の報せを受け、先ずは翌日の朝の切符に切り替えました。みどりの窓口はご想像通り長蛇の列、約50分並んで切り替えをしたのでした。

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一夜明けると、状況が好転することもなく、15:00までには開通の目処、との案内が出ておりました。

仕方なく、一旦寺へ戻り、14時過ぎに再び駅へ。駅は朝にも増して多くの人が開通の時を待っていました。

行ってみるとなんとランクダウン!

開通の目処が立っていない。

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それに重ねて、JR九州長崎本線特急列車は終日運休。もはやなす術無しとなり、出張はキャンセルとなりました。

 

この中で素人である私は、当然玄人である駅員さんに質問をするわけですが、その駅員さんの対応には感心を致しました。

 

雨は駅員さんやJRの責任ではありません。あくまで自然界の出来事。にも関わらず、「大変ご迷惑をおかけしております。」この言葉からスタートされるのです。とても丁寧に対応して下さいました。

改札口にはザッと300〜400人くらいはおられたと思います。その一人一人に対応しなくてはならない、大変な業務をこなしておられたと思います。

仕事だから、と一刀両断する方法もあります。ですが私はここに日本人の優しさを垣間見た気がしました。

 

「困ってらっしゃるんだろうな」ここから始まるコミュニケーションなんだろうと思います。

有事の時こそ冷静に、どなたとも向きあえる自分を平素から訓練せねばならないと学ばせていただきました。

終わりに地元をはじめ、罹災された方々に対しお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をお祈り致します。合掌