お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

またご遷化。

平成30年6月26日22:10、また1人大切な人が極楽へと還られました。

古根川良教師、行年85歳でありました。

師とわたしはなんとも言えない変なご縁があり、唯一「父」的な存在でありました。

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去る5月には「最後の御奉公」と、サイパンでの慰霊祭に出仕。その際、この秋に予定されていたカナダへの渡航についても、言及しておられました。

月はじめ頃から若干の体調不良を訴えておられたようですが、まさかこんなに早くとは、誰しも思っていなかったかと思います。

 

3日前、同職で医師の先生から、師の状況を聞き、家内とともに28日にお見舞いに来る予定が、形を変えて来ることになったのであります。

今朝、家族4人で和歌山県新宮市へ来させてもらいました。

 

師との対面をしますと、顔は薄紅色、肌に艶があり、全く睡眠中という感じです。

冗談で一緒に写メを撮りたいくらいでありました。

 

「もう一日待ってくれたら、先生一日早い!」と涙ながらに訴えましたが、返事はありませんでした。

息子や娘の前で、初めて見せた大泣きだったかも知れません。

でもそのくらい、わたしにとっては大切な人でありました。

 

師のご恩に報いるため、よく考えて、しっかり実行したいと思います。

「孝行したいときに親は無し」

平素から対話、大切になさって下さい。