お坊さんが語る終活

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無縁遺骨

広島に戻り、不在中の新聞を開いて見ると、

「無縁遺骨」10年で1.7倍 との見出し。

中国地方では昨年度465体が引き取り手がなく、自治体が引き取った遺骨数だそうです。

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本当に困ったことです。

引き取り手のない遺骨か増え、自治体が引き取る数が増える事が困ったことではない。

 

無縁遺骨が今後常態化する事が困った事なのです。

 

無縁遺骨となる候補者。

 

未婚者、離婚者、卑属親族のない方などであります。

何故こんなことになったのでしょう。

私の父は9人兄弟。母は7人兄弟です。

戦前の日本はこんな形が当たり前でありました。しかし、戦後この国は米国が慌てて作ったニワカ憲法の影響をモロに受け、「個人」尊重の社会が構築されてしまいました。

 

その結果、「家族」の概念がどんどん希薄になり、「わたし」にしか焦点が定まらなくなってしまったんだと思います。

 

無縁遺骨を減らすためにはどうするか?

簡単です。国の政策として「家族」の大切さについてベクトルを持つことだと思います。

いわゆる「おひとりさま」の社会を覆すことです。

だからやはり、憲法を見直さなければならないのです。

日本人はもっと、世界の憲法のもつ意図を認識すべきです。

 

このまま行きますと、

肉体の処理、遺骨の処理は自治体サービスの一部に成り下がることでしょう。

 

日本人、何やってんだ!

いい加減、目を開けろって感じです。

これをご覧の方、人ごとではありません。

ご自身の足元、要確認です。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌