お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

御用納め

昨日28日は総本山にて御用納めがございました。

一年間、無事に勤めさせていただいたことに感謝して、新年を迎える最終的な準備がスタートする、切替であります。

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私も御用納めが終わり、広島へ帰ってまいりました。新大阪からの新幹線は大きなキャリーバッグを手にした家族連れが大勢を占めていました。

きっとほとんどの家族が、どちらかの実家へ帰ることだろうと思って乗車しました。

 

一時間半、広島に着いた時にはもうあたりは暗くなっていました。

そして改札口へ行くと、やはりたくさんのおじいちゃん、おばあちゃんが出迎えに来ていました。

待ち受ける方は孫の成長を楽しみに、孫の方は差し向きお年玉の皮算用でしょうか。まったく微笑ましいことこの上ありません。

 

年の改まりは、こうした家族の営みを提供してくれます。もちろん、お仕事でそのような時間を共有できない方も当然おられます。しかし、そんな方々も、そういった家族の営みの恩恵を受けて、お仕事をさせていただいているのだと思います。

まこと、人と人のかかわりとは不思議なものです。

新幹線に乗る家族をみて、こちらまで心が豊かになります。

 

この一年、それぞれに新たな人との出会いがあったことでしょう。その方々との出会いの中で、今年を終える日が来るのです。その方々との出会い無くして、大晦日は迎えられないということになります。

一年間、出会えた方々の新しき年のお幸せを願いながら、108の鐘の音を聞いて、お互い新年を迎えたいものであります。

 

年内に再更新があるかもしれませんが、ご愛読の皆様、ありがとうございました。どうぞ皆様にとって新しき年がよき年でありますよう、祈念申し上げ、御用納めのご挨拶とさせていただきます。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌