お坊さんが語る終活

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第39回世界連邦平和促進全国宗教者.信仰者 長崎 平戸大会

昨日から今日にかけて、長崎県は平戸で世界連邦日本宗教委員会主催の行事に参加させていただきました。

平戸、初めて行かせてもらいました。

かのフランシスコザビエル宣教師がカトリックの教えを布教すべく、鹿児島経由で平戸にこられたとのことで、聖フランシスコザビエル聖堂という素晴らしい教会がそびえ立っておりました。

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また、平戸藩主松浦公の城下町としての威厳を今に残す佇まいは、鎖国の中の日本において、西洋との文化交流のあった長崎を象徴する風情を感じさせてくれました。

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お宿は旗松亭という宿で、昭和天皇陛下、常陸宮さま、秩父宮さま、今上陛下、皇太子殿下がご宿泊なされた、由緒あるお宿でありました。

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昨日は実行委員会と打ち合わせがあり、そのあと理事の方々との夕食会が催され、美味しいお料理とお酒を頂戴いたしました。

 

あくる今朝は11:00からフランシスコザビエル聖堂にて、世界平和の祈りが行われ、カトリックの高見三明長崎大司教さま主祭のもと、神道、仏教、教派神道、勿論キリスト教の皆さまと一緒に祈りを捧げさせていただきました。

 

午後は会場を平戸文化センターに移し、記念式典ならびに講演会を開催、約200名が参加しました。

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世連日宗委は京都の石清水八幡宮宮司であり、また、全国の神社を包括する神社本庁総長の田中恆清先生が会長を務めておられ、昨年末、ハワイで行われたオバマ前米国大統領と安倍総理との行事に総理から要請を受けて、参加されたような方であります。

 

また、今大会の大会長は高見三明大司教さまで、このお方はローマ法王を選出する「コンクラーベ」にも列席される日本で3名しかおられない立場の中のお一人であります。

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行事の趣旨としては、世界の恒久平和の実現には、宗教が垣根を超えて対話し、争い、貧困、差別などの無い世界を作ることを目的にしています。

草創期、比叡山の葉上照澄大阿闍梨様や鎌倉の朝比奈宗源老師様方が深く関わり創設された団体と伺っております。今回50周年の節目にあたり、日本と外国との交流拠点としての平戸で開催されたのであります。

 

神社界、仏教諸宗、キリスト教教派神道、本当に様々な団体の御代表の方がご出席されておられました。

そんな中、フランシスコザビエル聖堂へ行った際、観光バスから団体さんが降りてきました。

首下げ名札を見ると、ハングル語。たくさんの韓国人観光客でした。

韓国人観光客がいて悪いことはありませんが、すぐそばの対馬や、実行支配されている竹島を連想し、宗教対話も当然ですが、やはり法の整備を急がねば、この国の宗教自体が無くなってしまう。と、頭をよぎりました。

 

自分を知り、そして相手を知り、その上で対話をしなければならない。

ザビエル宣教師はキリスト教による、人々の幸せを伝えるため、命がけで日本に来たのだろうと思います。

その命がけの精神を日本人はしっかり学ばねばならないと思います。

鉄の塊を飛ばすような国もあるのですから。

 

おことわり

あまりキリスト教のことに精通していないため、活字、表現に誤りがありましたら、どうぞ教えてください。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌