小雪
寒さがまだ定まらず、雪も深くない、と言った意味の節気。とはいうものの、今日なら広島はとても冷たい雨が降り、一日中寒さが足元から上がってくるような日でした。
ところでこの節気ですが、太陰暦の時代に一年を24に等分し、季節を示すため作られたものとのことです。
かなり古い言葉ではありますが、しかしこれが科学が発達した時代でも、役に立っていることを以前聞いたことがあります。
主に農業の世界で、種まきの時期を探るのにこの節気が重要視されているそうです。
節気には関係ないですが、明日は勤労感謝の日ですね。
この日の起源は新嘗祭という、大切な神事が元であります。
一年の実りに感謝すべく、天照皇大神様とご一緒に天皇陛下も新穀をお召しになるという、とても大切な神事が行われる日であります。
私たちの祖先は大自然を神々と仰ぎ、自然のサイクルの中で、季節を感じとり、それらの恩恵を受けながら、共存できる知恵を出してきたものと思います。
今の私たちはどうでしょう。
何か全てのことを人間が決め、動かしていけるかのように錯覚しているのではないでしょうか。
もっともっと、大自然の中に生かされているという考え方を普遍しなければならないですね。
そしてもっともっと、この国の良さを学ばねばならないですね。日本は伊達に日の本の国ではないはずですから。
ご覧下さり、ありがとうございました。合掌