お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

家内不在

今日から明日の晩まで、我が家は家内が不在。

決して私に愛想をつかして出て行った訳ではなく、大阪の本山で二日間に渡る実習のため、始発の新幹線に乗って行きました。

 

家内が不在であっても、日常は待ってはくれません。二人の中学生に弁当を作って、味噌汁を作り、子供たちを起こして学校へやる。

幸い家内が昨夜のうちに洗濯だけは済ませてくれていたので、洗濯はありませんでした。

 

夜はサケ三昧。「酒」ではなく鮭です。

冷凍庫を覗くと鮭の身と、頭がありました。

身の方は季節の野菜を取り合わせて、ホイル焼きに。頭は故郷を思い出し、三平汁にしました。

子供たちも喜んで食べてくれて、一安心。

 

夜の洗濯に向けて、長男のカッターシャツの下洗い。男子はどうしても汚れます。

あとは風呂上がりに洗濯を済ませれば、ニワカ主婦の1日目は完了します。

 

しかし、たまにこうした実習や勉強会で不在のことがありますが、その度に主婦という人は大したものだど感心します。

 

私も最近は大阪勤務が多く、この間家内は家のこと、子供のこと、寺のことなどをこなしているのでありまして、本当に大したものだど思います。

 

普段の生活、当たり前の生活と、人は勘違いします。当たり前という言葉は本来は無いのだと思います。

 

家内は今日、明日不在です。

しかし、亡くなってしまったらもういくら呼んでも、その姿は目には見えません。

家族という掛け替えの無い存在がそばにあることを、人はもっともっと認識して、感謝の生活をしないといけないと思います。

 

夫婦、親子、兄弟、姉妹、当たり前ではありません。いつかどちらかが離れて行ってしまうのです。

それまでの間、助け合う時間を与えていただいている間、日々に「ありがとう」を交わせる生活を心がけましょう。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌