お坊さんが語る終活

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全国仏教者による戦没殉難者慰霊法要

明日から今年で第3回を数える、全国仏教者による戦没殉難者慰霊法要が東京で開催されます。

この行事は心ある仏教者が、千鳥ヶ淵墓苑、靖國神社のそれぞれの場所で、戦没英霊に対し、追悼の誠を捧げ、感謝と誓いを新たにするためのもので、関西宗教懇話会と世界連邦日本仏教徒協議会の共催で開催されます。

 

明日は九段近くのグランドパレスホテルで夕食会があり、明後日千鳥ヶ淵、そして靖國神社拝殿で仏教式の法要が営まれます。

 

天台宗真言宗日蓮宗融通念仏宗和宗真宗念法眞教などの僧侶が約60名出仕。その他政界からは衛藤晟一総理補佐官や山谷えり子参議院議員なども参列されます。

 

特に共催団体の両方の役員をおつとめになられる京都毘沙門堂門跡叡南覚範門主をはじめ、三千院門跡堀澤祖門門主比叡山延暦寺小堀光実執行、真言宗須磨寺派小池弘三管長など歴史ある仏教宗派や名刹の諸大徳が一堂に会し、英霊に供養を手向けることは、かつては無かったことであります。

 

宗旨宗派の垣根を越え、ただ戦没英霊に対し心からの供養を捧げることは、元より至極当然の事であります。

しかし反面、全日本仏教会は組織として、首相の靖國参拝を反対する要請を毎年政府に提出しています。

 

憲法に反する」がその所以であるというが、一国の総理大臣が国のために殉じた御霊にこうべを垂れる事を違憲と言うなら、その憲法こそ、変えるべきである。

全く本末転倒の極まるところでありましょう。

 

第3回を迎えるこの行事が、世論を喚起するきっかけになって欲しいと思います。

今の日本は70余年前、国のために、愛する人のために尊い命を捧げてくださった方々がおられることで成立していることを、決して決して忘れてはならない。

 

それを忘れるものは「日本人」の着ぐるみを着た他国人であると私は思いますが、皆さんはどう思われますか?

 

私の叔父もご英霊であります。

真心込めて、御奉仕させていただきます。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌