お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

山肌に白大蛇

先週、出張が続きブログ更新ができず、ご愛読の皆様にはご心配をおかけしました。

 

さて、国家の台所の人選も無事に自民党与党が圧勝し、憲法改正への一歩が歩み出せたこの週末、私は奈良県十津川村に参りました。

 

台風21号の接近に伴い、秋雨前線が刺激され大雨に見舞われる中、八大龍王姫松明神年次祭礼が猫又の滝前の社殿にて執り行われました。

 

この明神様は十津川村折立の猫又に滝を本地とされる神様で、教団草創期、この地の山林の樹木を材として本部道場の建立を促す霊告を開祖様に垂示された神様で、毎年この時期に祭礼を勤めさせていただいております。

 

十津川村の昔からの言い伝えで、この山には大蛇の主がおり、隣の山とこちらの山を往来して、この地を守ってくれる存在といわれます。

 

大雨の中も、神事斎行のおりは小雨となり、神々のそこにおわしますことを感じたのは、私だけではないと思います。

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そんな中、爆音をたてながら落ちくる滝の水と、その水が流れるさまは、まさに猫又の主、白き大蛇が山肌に体を這わせているかのように見えました。

大自然が織りなす情景は、太古の昔の様相を表します。

機械、科学など様々な文明が発達した社会ですが、私たちは謙虚に自然の中に生かされていることを感じながら、人生を送るべきであります。

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌