お坊さんが語る終活

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遺骨の行方 北海道

昨日から、父の三回忌のため北海道の実家へ来ています。一昨日迄は肌寒い気候だったようですが、昨日、今日と暖かい日が続いております。

 

そんな北海道で「遺骨の行方」という記事を北海道新聞で目にしました。f:id:obousansk:20170530153254j:image

いわゆるお墓や納骨堂に変わる、遺骨の行く先として、合祀墓が注目されているといった内容の記事でありました。

 

北海道の三笠市、昨年の統計でわずか9056人という小さな自治体です。その町に北海道中央霊園という霊園があり、一体39000円で合祀できるということです。

 

霊園の運営は公益財団法人であり、永代供養墓「結の苑」以外にも比較的安価な墓地の提供をしているようです。

 

驚いたのは、墓じまい、いわゆる改葬に関する手続きを無料代行するということであります。

もちろん、解体費用などは業者にかかる費用ですから別ですが、役所の手続きや見積もりの取得などはこの法人が無料でやってくれるということです。

 

墓じまいの是非は別として、現代のニーズを

確実にとらえたサービスであろうと思います。

 

霊園全体を対象としてみると、利用者の79%が札幌市民だそうです。高速道路で50分位でしょうか、もしかすると墓産業は今後町おこし事業の様相を見せるかもしれません。

 

やはり、日本全国、お墓事情は大きくカーブをして来ているようです。

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌