お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

震災から6年、七回忌

今日は東日本大震災から丸6年、犠牲となられた方には七回忌をむかえられました。

かつて無い自然災害を目の当たりにした6年前でありました。

 

その年の6月に岩手県の被災自治体を、教団の特使として供養のため回らせていただきましたが、特に皆さんご存知の、奇跡の一本松のある陸前高田市は今も強い印象が残っています。

街が無くなる。と言う言い方が適合する状態でありました。

 

我々一行は自治体の中で、最も被災のひどかった場所で、読経供養を手向けてまいりましたが、さすがに陸前高田は適地の限定がむづかしく、最終的に多くの人が出入りしたであろう、市役所前で読経供養をさせていただいたのであります。

 

大自然の前に我々は超微力であります。

 

登山家が「山を征服」と言う表現をされますが、言語同断でありましょう。大自然に向かって、「征服」は傲慢としか言いようがありません。米一粒も自然の恩恵に浴している私達であることを自覚し、謙虚な生き方をすべきが、我々の本来の生き方ではないでしょうか?

 

ご覧下さり、ありがとうございました。合掌