お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

夏の暑い日、おかげさまで私は汗をかきます。 汗をかいた額を、ごく普通にハンカチなどでぬぐい、水滴を無くします。 肌着も汗でびっしょりになることもあります。そんな時は風邪をひいてはいけませんから、肌着を交換します。 お風呂やシャワーの後、体につ…

陰ということばからは、きっと暗いイメージを持つ方が多いかもしれませんね。 確かに陰とはいわゆる日の当たらない場所と言った感じがありますよね。 ですが、何か嬉しいことがあった時、また誰かのお世話になった時 「おかげさまで」使いませんか? おかげ…

毎年、夏の気温のアベレージは上昇傾向にあります。外へ出ますと太陽の下では、ジリジリとした暑さを感じます。 昔、日射病ということはよく言われましたが、熱中症という言葉は、それほどポピュラーではなかったと思います。 一方、木陰に入り風を感じると…

物事には方向性が必要でありましょう。 人はその方向に向かって、自分が可否を下し、そちらへと働きかけをする。 「困っている人を見たら、手を貸してあげる」よく聞いてきた言葉ではないでしょうか。 困っている人。 自分の目に入った人が、困っている。い…

「鈴」スズと読みます。 夏の暑いとき、リリリーン、リンリンと風鈴の音が聞こえると、心地よさを感じるのは、日本人野特性らしいです。 外国での鈴の文化はよく知りませんが、日本では少なからず神様や仏様とのかかわりを持っているように感じます。 神社に…

梅雨明けから厳しい暑さが続いております。 疫病対策もさることながら、熱中症対策にも意識を傾けなくてはなりません。 高齢の方、特に熱中症になりやすいようです。 一つの要因に皮膚感覚が若い頃とは変わり、暑さ、寒さ野感じ方が鈍化していることもあるそ…

「私の生涯をあなたに捧げます。」 こんな言葉言ったことある人手をあげて! 中々自分はもちろんのこと、時代劇でも少なくなった言葉かなと思います。 手へんに奉る、何か偉い方とか自分が尊崇する対象に何かを差し上げるようなイメージでしょうか。 そもそ…

この道に入り、以前、人に聞かせるほどではありませんが、篳篥(ひちりき)という雅楽で使われる楽器を少し嗜ませていただきました。 平調、盤渉、壱越などの調子があり、譜面に書かれたカナを歌い、メロディーを覚えて奏楽するものですが、この篳篥はいわゆ…

着るものや、身に飾るものでは出し得ないもの、それが「品」 「あの人は品のある人だ」 「品格が違う」 ぜひ言われてみたい言葉ではないですか。 さてこの品ですが元を正せば仏教に関わる言葉であります。 私たちは生まれ変わり死に変わりします。 死んだ後…

もうじきお盆。 多くの人々は故郷の墓参りなどの恒例行事に勤しむ。しかし今年は少し様子が違うようです。 蔓延疫病のため、またそれに伴う子供さんたちの夏休みの日程などから、帰省する人口が少ないようです。 村々の墓地では 「今年はうちは来てくれない…

武道などでは型というようなものがあります。 また、華道や茶道でも一定の型があろうかと思います。 建物を建てる基礎にも型枠なるものがあります。 何事も型を基本にしないと、ズレが出てしまうものなのかも知れませんね。 人の生き方はどうなんでしょうか…

年に一度

一年は基本365日ですが、毎年恒例の行事などを私たちは「年に一度」と表現して、特別な意味を持たせますね。 時の経過は留まることがありませんから、間違いなく「時」という概念からは年に一度がやってまいります。 でも少し考えてみませんか? 今日は7月28…

愛する人の「声」

「行ってきます」「行ってらっしゃい」 「ただいま」「おかえり」 ご自宅や住まいに、自分以外の人がいると、存在していそうな会話ですね。 一般的にはごく普通のことなのかもしれません。 ですがこの会話、ものすごく価値のあるものだと思います。 言った方…

見方は自分が決めている

群盲評象 群盲象を評する これは目の不自由な人に、それぞれ象の一部を触らせて、象とはいかなるものかを示すインドのお話です。 足を、鼻を、耳を、尻尾を、それぞれ感触が違いますね。 「目が見えないんだから仕方ないよ」そうですね。 でもこれ、みんな同…

水たまり

今年はなかなか梅雨明けにならず、所によってはまたも大雨かと心配されております。 雨が降りますとできるのが、水たまり。 普段全く意識せずにおりますが、水たまりができるにはやはり条件があります。 周囲より少し窪んでいる。ということ。 当たり前のこ…

「今」とは

最近ブログの更新が全くできておらず、劣等生になりきっていたのですが、ふとアクセスを覗いてみると、先週の木曜日に160ものアクセスがありました。 何故かわかりませんが、あったんです。 そこでみてくださる方があるのですから、少し意識して書いていこう…

花を求めて

仏教では因果の法則を説きます。 説くといっても、歴然としてあることを知らせるしかないのですけどね。 因果の法則とは 「蒔いた種が生える。蒔かぬ種は生えぬ」たったこれだけのことです。自然界において至極当たり前のことであります。 また、すべては「…

グループホームへ入所

先日ある女性の信徒さんがグループホームへ入所され、今日は面会に行ってきました。 その方にはお子様がなく、ご主人がこの春、他界され、お一人暮らしとなられました。 すこーし物忘れがある程度、まあ年並みといった感じと周りも思っていましたが、やはり…

やっぱり顔を見ると安心

今日は夕方和木町の信者さんのお宅でお約束があり、ついでと言ってはなんなんですが、早めに出て何件か信者さんのお宅を訪問させて頂きました。 コロナで中々お会いできない環境下でありましたが、やはり顔を見ると安心です。 長話をするわけではありません…

永遠不滅は存在しない

諸行無常 この言葉は聞いたことがあると思います。 全ては移り変わる、とでも申しましょうか。 皆さん子供の頃ってありましたでしょう。 いきなり大人になった人はありません。 それが諸行無常の表れです。 全てが、常に変化しながら時を経ています。 世の中…

父の五年忌日

父がこの世の修行を終えてから、早5年が経過しました。早いものです。 昨夜は父の好きであったであろう供物を供え、家族で御勤めをさせていただきました。(北海道の人ですから、ビールはサッポロ黒ラベルにしました) いずれ私も「偲ばれる側」に至るわけで…

アドバンス・ケア・プランニング

「人生会議」という言葉をご存知でしょうか。 もしもの時に備えて、医療やケアのあり方についてお医者様と家族と相談、共有しておく取り組みで、厚生労働省が推進する、アドバンス・ケア・プランニングの愛称です。 皆さんはご自身の体に自由が効かなくなる…

憶えておきましょう。

幸せナビ モバイル金剛寺では毎日「今日のことのは」を配信して下さいます。 今朝の配信は「生まれるも、死ぬも自分ひとり」 本当に絶対の事実です。 「死」に対して人は忌避しがちですが、どうしても必ずおとずれることであります。 そのことをちゃんと知っ…

真心捧げる原爆忌に

コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、少しずつ社会活動が戻りつつありますが、まだまだ余談は許しません。 さて私を取り巻く様々な行事も、影響を受けております。 サイパン島での慰霊法要、隠岐島知夫村での法要、北海道稚内での最北端行事、これ…

まさに「老婆心」ですか

近年、焼骨した後の残骨灰に含有される貴金属を売却し、自治体の収益として活用することがよく聞かれますが、私の住む自治体においても、検討していた案件でありました。 今日の地元紙に、その方向がまとまったとの記事が掲載されておりました。 アンケート…

誰のためですか?

コロナ禍から色んなことが炙り出されます。 受け入れ医療機関の方や御家族への誹謗中傷。 地域差別。そしてこの度は軽症者受け入れホテルについての、近隣住民による反対。 それに伴う、県の取り組みに対する批判。 全く恥ずかしい。 私は滅多に他の誹謗はし…

砂場にカッターの刃

横浜市の公園の砂場にカッターの刃が落ちていた、いや埋め込まれていた。 全国の皆さんが報道を見聞きし、驚きやため息を吐かれたかと思います。 今朝知人から、停めてあったスクーターから、スタータースイッチがはずされていた、という話を聞いた。コロナ…

國の滅亡にまた一歩

コロナウィルスによって私達の生活は一変しておりますが、ウィルスのように急速ではありませんが、間違いなく國の滅亡に歩みが進んでおります。 昨年もこの時期にブログを書いておりますが、今年も総務省のまとめにより、39年、子供の数が減少している報道が…

500人は500箱

新型コロナウィルスによる死者が、500人を超えたそうです。 この病気で亡くなると、最後のお別れも出来ず、納体袋に密封され、棺桶の蓋に目張りされ、通常の時間外に火葬場に運ばれて荼毘にふされます。 500人のご遺体がそういった形で火葬されたということ…

「固路菜」取り

公道と駐車場との間、つまりアスファルトと縁石の目地から生えている、根深く強い草取りをしました。 心中十四文字のご真言を唱え、草を「固路菜」と名付け、「願わくば、この草とともにウィルスを除去したまえ」と祈りつつ一本一本取りました。 国民一人一…