お坊さんが語る終活

後悔しない人生を、笑顔の毎日を本当の終活で。

敬老の日

毎年この日には統計が出る高齢者数。 昨年よりも22万人増えて3640万人だそうです。 全体比率は29.1%ですから約3割です。 世界一の長寿国が日本です。 長生きは概ね良いことでありますが、やはりいかに健康寿命を伸ばすか、ここに視点を持たねばならないと思…

叔父の命 2

先日、叔父、小川秀市命の軍歴を投稿させて頂いたところ、親愛なる白石浩之同志が、さらに足跡を調べてくださいました。 アジア歴史資料センターというところから紐解いて下さいました。 叔父の最期と思われる足跡が読み取れます。 第91師団工兵隊第一中隊は…

叔父の命

靖國に安んじておられる叔父、小川秀市命の76年の今年、以前に靖國神社様から下付頂いた「祭神之記」を改めて拝見致しました。 ふと、叔父の所属部隊の記載が無いこと、死没場所が明確で無いことに目がいきました。 最近は有難いことにインターネットで調べ…

忘れてはいけない日

大東亜戦争終結76年の今日、総本山金剛寺祈願本堂において、各戦役戦没者慰霊法要が、燈主猊下をお導師に厳修されました。 例年は全国ご詠歌大会が開催され、戦没者の御霊に、全国から奉詠者が集い、金剛院こ詠歌を奉じ、団体、個人それぞれ審査員が厳正なる…

生きることの素晴らしさを

こんな時だからこそ聞いてもらいたい。 9月23日、講演会を開催します。 講師は富田安紀子さん。岐阜県大垣市出身。 小学校の時、目の病気を発症、以来手術を繰り返し、現在左眼は失明して義眼。右目も進行性の病のためいつ見えなくなるかわからない。 でも彼…

御霊にあわせる顔を

広島は原爆投下から76年の日を迎えました。 生き証人が少なくなる中、戦争のない状態を如何にすれば享受できるのか、おそらく全人類が考え、求めることではないかと思います。 75年は草木も生えぬと言われたそうですが、広島は見事に復興しました。と言いた…

感謝の理由

何故、御先祖様には感謝するのか。 今、幸せな環境に生まれている自分。この自分が生まれた幸せの環境は、自分が作ったものではない。みんな自分より先に生まれた人が作ってくれた環境。 その一番身近な存在が親。 その親が生まれた時も、その親が環境を作っ…

カブトムシ

昨日、外で会合があり少し遅く帰宅しました。 すると寺の屋内部分の駐車場に、カブトムシの雌がブンブン飛んでおりました。 朝、見てみると仰向けになって足をバタつかせておりましたので、一時保護して、スイカの皮を与えました。 あまり大した喜んではいな…

平時と有事は違う

「正論」8月号の特集記事に、「なぜアビガンは承認されないのか」が掲載されています。 詳細は是非手に取ってお読みいただきたいですが、やはりこの国の足を引っ張る元凶は、表としては省庁傘下の官僚下部組織であり、裏としては日本国憲法であろうと、私は…

スッとするのかな

毎年被災地生まれる。 子供の誕生は喜べますが、被災地の誕生は誰も喜びません。 でも今年もこの梅雨の追い込みで新たに熱海という被災地が誕生してしまいました。 広島もものすごく雨が降りましたが、おかげさまで大事なくすごさせていただきました。 夜に…

役割

少しグロテスクな写真で申し訳なく思います。先ずはお許しください。 朝、寺の玄関を開けに出ると小さなアリンコがいっぱい集まっておりました。 見ると、ミミズの死骸に群がっているようです。 動物性タンパク質の摂取ですね。 こんなことは自然界では、休…

「学び」と「気づき」

先日、葬儀社の社長さんのご講演を拝聴する機会に恵まれました。 コロナ禍における葬儀のありようなど、聴かせていただきました。 平常と違う葬儀の執行、それに伴う社員の精神的負担。またご遺族の戸惑いなど、まさに現場でなければわからないお話をいただ…

私たちを育ててくれたお寺へ

今日は和歌山県橋本市高野口町にある、高野口念法寺の信徒大会に講師として出向致しました。 高野山の麓の小さな町、その昔は「ガチャマン」ガチャンと言えば万のお金が入る、と言われるほど織物業で栄えた町です。 このお寺の歴史は昭和29年、開祖様が初め…

家族のあり方にこそ

コロナ禍で全ての業種が大なり小なり影響を受けていることは事実。その中で二つの記事。 社会の流れに抗うことになるのかも知れないが、私は県が子供食堂の取り組みをする時から、異を唱えている一人。 実際に本当に今食べられない子供を救うこと、必ずせね…

マスコミに思う

広島市の定例議会何開会され、この度は広島市平和推進基本条例案が提出されました。 この条例案提出にあたり、広島弁護士会の会長さんは訳の分からない御託を並べて、拙速な制定は待て。という。 また、県の被団協も訳の分からない御託を並べ、さもさも被爆…

和尚と考える終活・葬儀と宗教(モバイル金剛寺)

和尚と考える終活31:葬儀とは【6】~葬儀と宗教(中編)宗教による葬儀以外は葬儀と呼べない、と和尚は思っているのですが、もう少しそこのところ、深堀りしますね。 そもそも宗教には「目に見えない存在」がまさに存在しています。そして、その存在には、…

終活の大切さの理解のために

田村淳さんの終活体験としてお読み下さい。 「手術は、もうしない」コロナ禍で母を看取った田村淳が語る「母ちゃんとの最期のとき」6/9(水) 8:21 Yahoo!ニュース 40写真:現代ビジネス 親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた…。だけど、その日は容赦なく…

時は流れても

北海道出張の折、少しの時間生まれ育った故郷に滞在しました。 母校である千歳中学校へ行ってみました。 多分あれから40年の歳月が流れております。 校舎の姿は耐震補強材が張り巡らされている以外はそのまま。 私が通学していた時でも結構年期が入っていた…

被爆アオギリ二世、聖地に

広島の御霊の憑代として、被爆アオギリ二世が、本日、総本山金剛寺に到着しました。 「ようお越し下さいました。お待ちしていましたよ。やわらかい光をいっぱい浴びて、安らかにお育ち下さい。」

広島の夏が始まる

念法眞教では昭和62年の現在の広島念法寺の落慶を機に、毎年平和公園の原爆供養塔前で7月の第4日曜日に慰霊法要を挙行しておりますが、今年は35回を数えます。 また教団は原爆死没者の慰霊と世界の恒久平和のため、広島市に毎年寄付をさせて頂いております。…

機を逃すな

梅雨に入り、やはり雨の日が多くなりました。 お寺の掲示板にこんないたずら書きを貼ってみました。 苦境だからこそ気づける感謝が必ずあるはず。 喜びの種を蒔きつつ、時を経ていきたいものですね。

出逢いの尊さ、いかばかりか。

私は北海道の空の玄関、千歳市で産声をあげ、18歳までその地の氏神様に守っていただきました。 当時人口6万人ほどの小さな自治体でありました。 中学の時、歌うことが大好きでクラブ活動は合唱部に所属、3年生が引退してのちは部長を勤めておりました。 当…

何で死ぬかはさほど

誠に一年以上のお付き合いになり、少しこのお付き合いもそろそろ終わりにしたいなぁと皆さんが思っておられるかと思いますが、ここへ来て変異株なるものに振り回される環境が見えて参りました。 さてさて、重症者数も増えており、苦痛に苛まれる方には、本当…

戦前の考え方、今こそ。

悲しい事件がまた起きてしまいました。 広島市で老老介護の末に、御主人が奥様を絞殺してしまったということです。 超高齢社会の真っ只中にあるこの国、公共のサービスを国が精一杯支援して、なんとかバランスを取ろうとしていますが、すでに破綻しておりま…

男女平等とは

先程、NHKのニュースウォッチナインで、森さんがオリンピックの会長を辞任に追いやられた話題を引き合いに、男女平等の社会環境を推進しよう!的なテーマで報道されていました。 その中で出産のために、会社を辞めたり、休んだりしなくではならなくて、その…

「そこそこ」の「そ」

先日、とある駅で降りてタクシーを待つ間、ふと目の前に「特別養護老人ホーム」がありまして、送迎の車が2台、稼働していました。 「この建物の中には、いろんな様子の方が」と思いました。 ご高齢の方、足腰の自由が効かない方、認知症の方などなどでしょう…

春を感じて

6:44発のぞみ92号で大阪へ。 この列車で行くことが割と多い私ですが、今朝は春を感じることがありました。 私が列車に乗った後、私の4つ前の席に一人の青年が来られました。 ふと車窓から外を見ると、親御様らしきご夫妻が立っておられました。 発車時、お二…

先人とは

最近不愉快というか、違和感というか、そういう話題が闊歩し始めている気がします。 同性婚のこと、夫婦別姓のこと、性差別のこと、そして女系天皇のことなどなど。 今の人たちは今のことしか見えない、いや見ようとしない、いや見る力がないのかな。 これこ…

理想的な逝き方とは

昨夜は大切な信徒さんの通夜に参列しました。 数日前、不調を訴えられ奥様と病院へ。心臓に疾患があることがわかり入院。そして数日後にお亡くなりになられたそうです。 突然の出来事にご家族も当然驚愕されたことと思います。また奥様はご自身の対応にミス…

性別の記載を無くする病院

北海道の道立病院で問診票への性別の記載事項を廃止するとの報道がありました。 性的少数者への配慮だそうです。 皆さんはどう思われますか? 私はなんか変な気がします。 男性には男性特有の。女性には女性特有の病気ってありますよね。それは誰も否定出来…